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脱「官僚主義」

欧米の行政に革命を起こした「リインベンション」とは何か

著:デービット・オズボーン
著:ピーター・プラストリック
訳:小峯 弘靖

紙版

内容紹介

小泉内閣が進める構造改革の主軸には、「小さな政府」「スリム化した行政府」が位置付けられている。しかし、過去何度も行政改革が試みられたが、(国鉄などの民営化を除けば)目に見える形での実績はあまりない。優秀な官僚たちによって改革案は、ことごとく葬り去られている。▼だが、欧米諸国の一部には行政改革の成功事例がある。本書では、財政難、不況という環境の中で、理想とする行政府をつくりあげるための具体的な処方箋を描いた。つまり、行政府をどのレベルで改革し、どのような戦略を使い、その戦略を進めていく上で、どのツール(道具)を使ったらいいかが提示されている。事例として、米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどでの成功例、失敗例が検証されている。公共部門のご意見番である著者二人によって描かれた行政改革者たちの闘いは、まさにドラマといってもいいだろう。

目次

●序章 アップヒル・バトル市の苦悩 ●第1章 政府のDNAを変える五つの戦略 ●第2章 改革の対象に合わせた戦略をつくる ●第3章 戦略を効果的に活用する改革の心構え ●第4章 核心戦略――目的を明確にする ●第5章 結果戦略――信賞必罰の導入 ●第6章 顧客戦略――顧客が主役の改革を ●第7章 管理戦略――権限移譲のススメ ●第8章 文化戦略――起業家的文化を育てる

ISBN:9784569618784
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:496ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2001年10月
発売日:2001年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP