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どうする「学力低下」

激論・日本の教育のどこが問題か

著:和田 秀樹
著:寺脇 研

紙版

内容紹介

「日本の子供たちは勉強のしすぎだ」などと未だに信じている御仁も少なくないかもしれないが、それはいまや昔。現在ではむしろ、「学力低下がこれ以上起こったら、日本はどうなるのか」という懸念の声が巷で高まりつつある。▼文部省サイドの見解は「『学力低下』を証明する客観的データはない」というものだ。だが、これに異議を唱える陣営は、独自の分析・調査をもとに、文部省が推進する「ゆとり教育」「2002年度からの新学習指導要領」を批判している。▼その両サイドの代表選手といっても過言ではない論客同士が、同じテーブルにつき、忌憚のない議論を戦わせた。「分数ができない大学生はなぜ出現したのか。その問題はどこにあるのか」「そもそも、日本の大学は、一流といえるのか」「これ以上、子供たちの勉強時間を減らして大丈夫なのか」「子供たちが勉強しなくなったのは、一体なぜなのか」――▼わが子、そして日本の未来のためのバトルトーク。

目次

●第1章 「学力低下」を情緒的に論じてはならない ●第2章 「まだ卒業できない」と言われる子も出る ●第3章 「硬軟両作戦」で教育改革を展開すべし ●第4章 「ゆとり教育」は行政的なレトリックである

ISBN:9784569612515
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2000年12月
発売日:2000年12月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN