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祖父・吉田茂の流儀

著:麻生 太郎

紙版

内容紹介

終戦直後のワンマン宰相として知られる吉田茂首相の孫が、吉田茂首相にまつわる、知られざる思い出を語る。連合軍占領下の日本において、マッカーサー元帥はじめ連合軍相手に難しい舵取りを迫られた吉田茂は、ワンマンで、ユーモアを愛し、お洒落で、バランス感覚にすぐれた宰相であった。「日本はよくなる。必ずよくなる」と口癖のように続けていたという。▼夕方になると、吉田茂首相はよく、何もない、見渡す限り焼け野原となってしまった麻布のあたりをステッキをつきながら散歩をした。そして一緒に歩く娘に向かって「見てごらん、いまに立ち直るよ。かならず日本は立ち直る」といっていたという。その姿は、聞かせるというよりも、なにかこう一生懸命に自分を励ましているように見えたという。▼「日本の恩人と呼んだマッカーサー元帥とのこと」「命をかけたサンフランシスコ講和条約」「歴史に残るバカヤロー解散」「オサル問答」ほか。

目次

●日本はよくなる。必ずよくなる ●わずか11歳で相続した50億円の財産 ●マンガにそっくりだ! ●そいつはマニラ産でしょう。ワタシはハバナ産しか吸いません ●総理専用車で寄席へ ●犬に吠えられる奴は悪人だ ●遊説は嫌だ。連呼はやらん ●いいものは、いい ●麻生太賀吉との絆 ほか

ISBN:9784569611112
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:176ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2000年05月
発売日:2000年05月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB