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PHP新書 104

堺―海の都市文明

著:角山 榮

紙版

内容紹介

かつて「東洋のベニス」と呼ばれ、中世世界随一の栄華を誇った国際貿易都市・堺。日明貿易や南蛮貿易の交易拠点となることで、アジア世界とヨーロッパ世界を遭遇させ、新たな世界史をつくり出した。▼千利休をはじめとする「茶の湯」文化を生み出すなど高度な文化を持った自治都市・堺。この「黄金の都」はいったいどのような都市だったのか? なぜ突然歴史の表舞台から消えたのか? 堺商人たちの莫大な富はいかにして失われたのか?▼本書は、経済的な繁栄を失い、文化活動も停滞し、最先端の技術を持ちながら衰退の道を辿った堺の「黄金の日々」とその後の運命を描き出す。▼目次より、●アジア海域の時代と日本 ●どのようにして巨万の富を築いたか ●金持ち都市の富のゆくえ ●成熟都市・堺の衰退 ●近代に何が受けつがれたか▼アジアとヨーロッパの接点として栄えた中世の「黄金の都」堺。その盛衰にわれわれは何を学ぶかを考える一冊である。

目次

●第1章 アジア海域の時代と日本 ●第2章 どのようにして巨万の富を築いたか ●第3章 金持ち都市の富のゆくえ ●第4章 成熟都市・堺の衰退 ●第5章 近代に何が受けつがれたか

ISBN:9784569609607
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:660円(本体)
発行年月日:2000年01月
発売日:2000年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-E