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PHP新書

「日の丸・君が代」の話

著:松本 健一

紙版

内容紹介

なぜ今法制化だったのか―天下統一のシンボルとして千年近い歴史を持つ日本国の存在証明としての「日の丸」。もともとは天皇礼式曲としてつくられた皇室の存在証明としての「君が代」。 来歴の異なる二つが併せて法制化されるに至るまでの世界的状況は、冷戦後の「アイデンティティ・ゲーム」の中で、日本もナショナル・アイデンティティの再構築という時代の課題をつきつけられていることを、色濃く映し出している。 「日章旗はいつ日本をあらわすようになったか」「日の丸が異国にはじめてひるがえったのはいつか」「ペリーが幕府にわたした白旗の意味とは」「君が代はなぜつくられたか」「日本という呼び名には法的根拠がないのか」「清国水兵の日の丸狼藉事件とは何か」「青島攻略は侵略か、割譲か」。 国旗・国家はなぜ必要なのか。その成り立ちと意味を、日本史の興味深い話をふんだんに満載しながら洞察し、21世紀日本の国家デザインを問いかける。

目次

●第1章 「日の丸・君が代」が投げかけた問い ●第2章 「日の丸」―日本国の存在証明 ●第3章 「君が代」―皇室の存在証明 ●第4章 国旗と国家はなぜ必要なのか ●第5章 ナショナル・アイデンティティの再構築

ISBN:9784569608587
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:660円(本体)
発行年月日:1999年11月
発売日:1999年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY