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PHP文庫

諸葛孔明

三国時代を演出した天才軍師

著:狩野 直禎

紙版

内容紹介

『三国志』といえば、吉川英治氏の小説や横山光輝氏の漫画などによって、日本人にあまねく普及している。しかし、そこに登場する英雄像は、いずれも小説『三国志演義』をもとにしており、歴史書としての『三国志』にかなりの創作が加えられている。では、歴史学者が史書『三国志』をもとに、当時の時代状況を踏まえながら人物伝を書いた場合どうなるか。本書は、曹操と並んで三国志最大の英雄と称えられる諸葛孔明を、歴史上の人物として評価し直し、その真実の生涯に迫った力作評伝である。▼劉備から「三顧の礼」を受けて「天下三分の計」を説き、その戦略構想に沿って蜀漢建国を成し遂げる孔明。しかし劉備に先立たれ、幼主劉禅を補佐して一国の命運を担うようになると、悲劇の最期に向けて運命が急展開していく。小説とはまた違う味わいで、稀代の名補佐役の真摯で高潔な人生が浮き彫りになっている。▼昭和41年から読み継がれた孔明伝の決定版、待望の文庫化!

目次

[1]後漢王朝の終末 [2]少年時代 [3]青年時代 [4]出廬 [5]赤壁の戦い [6]けい州時代 [7]巴蜀 [8]蜀に入る [9]蜀を奪う [10]劉備の死 [11]南方平定 [12]北征 [13]五丈原

ISBN:9784569579481
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:304ページ
定価:648円(本体)
発行年月日:2003年05月
発売日:2003年05月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB