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児童図書館・文学の部屋

わたしの名前はオクトーバー

著:カチャ・ベーレン
訳:こだまともこ

紙版

内容紹介

父親と二人、森の中で半分自給自足の生活をしてきた少女オクトーバー。自分たちが「野生」であることに誇りを持ち、巣から落ちたメンフクロウの赤ちゃんを大切に育てていた。が、11歳の誕生日に転機が訪れる。父親が大怪我を負って入院し、「母親とかいうひと」と都会で暮らすことになったのだ。フクロウも保護センターに預けなければならない。都会の暮らしに全力で反抗するオクトーバー。その中で、友だちと呼べる子に出会ったり、ロンドンでも「自然」を感じられるテムズ川に癒されたり、徐々に心がほどけていく。揺れる少女の心理が詩のような文章で繊細につづられる、2022年のカーネギー賞受賞作。

著者略歴

著:カチャ・ベーレン
イギリスの作家。大学で英語学を学び、大学院で自閉症児の研究をおこなう。現在は作家として、また障がいをもつアーティストを支援するメインスプリング・アーツの共同代表者として活躍中。デビュー作のThe Space We're Inで、ブランフォード・ボウズ賞最終候補に、2作目の『わたしの名前はオクトーバー』でカーネギー賞を受賞。
訳:こだまともこ
出版社勤務を経て、児童書の創作・翻訳にたずさわる。創作に『3じのおちゃにきてください』、翻訳に『月は、ぼくの友だち』『スモーキー山脈からの手紙』『きみのいた森で』『トラからぬすんだ物語』などがある。

ISBN:9784566024809
出版社:評論社
判型:4-6
ページ数:260ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB