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ベアトリスの予言

著:ケイト・ディカミロ
絵:ソフィー・ブラッコール
訳:宮下嶺夫

紙版

内容紹介

修道院のヤギ小屋にたおれていた少女。「ベアトリス」という自分の名前のほかは、すべての記憶をなくしていました。庶民の読み書き―特に女性の読み書き―が禁じられていた時代に、この少女は文字が書けたり読めたりしました。国王の兵士たちが捜索しているのは、この少女ではないか?……やがてベアトリスは、予言に語られている少女であることがわかってきます。「ある日、ひとりの少女があらわれて、悪しき心を持った王を追放するだろう」という予言です。彼女の味方は、守護神のようなヤギ、村の少年ジャックにエディック修道士……言葉の力と、武器を持たない仲間たちしか頼るもののない少女が、国王側の権力に立ちむかう姿を描く物語です。

著者略歴

著:ケイト・ディカミロ
アメリカの作家。『ねずみの騎士デスペローの物語』と『空飛ぶリスとひねくれ屋のフローラ』で、二度のニューベリー賞を受賞。そのほかの作品に『きいてほしいの、あたしのこと―ウィン・ディキシーのいた夏―』、『愛を見つけたウサギーエドワード・テュレインの奇跡の旅―』などがある。
絵:ソフィー・ブラッコール
画家、絵本作家。『プーさんとであった日―世界でいちばんゆうめいなクマのほんとうにあったお話―』と『おーい、こちら灯台』で二度のコールデコット賞を受賞。ほかの作品に『あかちゃんの木』、『へそまがりねこマックス』などがある。
訳:宮下嶺夫
翻訳家。おもな訳書に、ロアルド・ダールの『マチルダは小さな大天才』『ぼくのつくった魔法のくすり』、ロイド・アリグザンダーの『ゴールデンドリーム』「ウェストマーク戦記」全3巻などがある。

ISBN:9784566014619
出版社:評論社
判型:A5
ページ数:304ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年05月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB