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紙 二千年の歴史

著:ニコラス・A・バスベインズ
他訳:市中 芳江
他訳:尾形 正弘

紙版

内容紹介

人間にとって「紙」とはなにか。
「書く」「伝える」から「鼻をかむ」「折って遊ぶ」まで――紙の製造法や伝播についてはもちろん、紙幣、戦争、証明と偽造ほか、あらゆる人間の営みという大きな視点で描いた、人間と紙の文化の歴史。
中国雲南省や福井県(越前和紙)他、世界中を取材して書いた労作。

目次

第1章 中国の紙漉き工房
第2章 和紙
第3章 長い旅路
第4章 ぼろ布から巨万の富
第5章 紙幣
第6章 使うたびに捨てる
第7章 銃 戦争 煙草
第8章 証明と偽造
第9章 プリントアウト
第10章 機密書類とリサイクル
第11章 額面の価値
第12章 日記と手紙
第13章 天才たちのスケッチ
第14章 設計図
第15章 折り紙に魅せられて
第16章 紙を漉いて生きる
第17章 岐路に立つ
第18章 9.11――空から紙が舞い降りた日

著者略歴

著:ニコラス・A・バスベインズ
マサチューセッツ州在住のノンフィクション作家。1943年生まれ,ペンシルバニア州立大学,ベイツ大学で学ぶ。ウスター・サンデー・テレグラム紙の編集者を経たのち,本の歴史や文化について執筆を始める。古今東西の愛書家や本泥棒について書いた1996年発表の『静かな狂気――愛書家と愛書狂と本への永遠の愛について A Gentle Madness: Bibliophiles, Bibliomanes, and the Eternal Passion for Books』は特に高い評価を受けている。本書は,大人向け作品を対象とする「アンドリュー・カーネギー賞」2014年ノンフィクション部門ショートリストにノミネートされた。
他訳:市中 芳江
1967年,兵庫県生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒業。翻訳家。訳書にデイヴィッド・ヴァイン『米軍基地がやってきたこと』(原書房),ヨースト・カイザー他『僕はダ・ヴィンチ』(パイインターナショナル)がある。
他訳:尾形 正弘
1979年,奈良県生まれ。洋楽の歌詞など,音楽関係の翻訳を多く手がける。

ISBN:9784562053223
出版社:原書房
判型:A5
ページ数:444ページ
定価:3900円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDPJ1