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日本鉄道業の事業戦略

鉄道経営と地域活性化

著:那須野 育大

紙版

内容紹介

自動車の普及が進む一方、人口は減少しており、もともと人口密度の低かった地方で鉄道事業を成立させることは、ますます難しくなってきている。
本書は、そのような環境下での鉄道の事業戦略を複数の事例に当たり実証的に検討し、(1)上下分離方式による公的部門の支援と鉄道運行主体の経営効率化の必要性、(2)鉄道事業者による沿線地域社会への広義の利益創出の評価、(3)鉄道事業者の関連事業・非関連事業への進出による多角化の可能性、を示した。
単なる事業収支だけを見るのでなく、広く地域社会への外部経済効果を踏まえた鉄道事業のあるべき姿を描く。

目次

第I部 問題提起
序 章 問題意識と研究目的
第1章 わが国鉄道業の現状と課題
第II部 分析の枠組みと手法
第2章 分析の枠組みと先行研究
第3章 分析手法
第III部 事例分析−記述理論の構築−
第4章 事例の意義と概要
第5章 鉄道事業の制度的枠組み−公的負担のあり方に関する考察−
第6章 地域鉄道活性化と地域振興
第7章 事業多角化の方向性
第IV部 含意と結論−規範理論の構築−
第8章 含意の検討
終 章 結論

ISBN:9784561762089
出版社:白桃書房
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2750円(本体)
発行年月日:2015年10月
発売日:2015年10月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TRF