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文庫クセジュ

100語でわかるBOBO(ブルジョワ・ボヘミアン)

著:トマ・ルグラン
著:ロール・ヴァトラン
訳:村松 恭平

紙版

内容紹介

BOBOが存在する証は語られることにある

 「プディングが存在しているという証は、それが食べられることにある。同様に、ボボが存在しているという証は、それが語られることにある」(ドミニク・ヴォワネ元モントルイユ市長)
 アメリカのジャーナリスト、デイヴィッド・ブルックスによって命名された新上流階級層を指すBOBO。この言葉はフランスにも広まり、いまや政治家から一般人まで多くの人びとが口にするようになったが、実はその意味ははっきりしていない。
 本書は、ボボを自認する二人の著者が、「アップル」「皆のための抗議運動」「メンタル負荷」「カウンターカルチャー」「共存」「持続可能な」「キャヴィア左派」「ジェンダー」「ジェントリフィケーション」「グローカリゼーション」「不安定なインテリ」「良識」など、100のキーワードでボボの特徴を捉えることを試みる。

著者略歴

著:トマ・ルグラン
トマ・ルグランはラジオ局フランス・アンテル(France Inter)のジャーナリスト。ロール・ヴァトランもジャーナリストであり、女性のための旅行ガイドシリーズ『Les Pintades』やニューヨークのガイドブック『Out of the box』を手がける。二人の著書に『La République bobo(ボボ共和国)』(Stock, 2014)がある。
訳:村松 恭平
1984年生まれ。ル・モンド・ディプロマティーク日本語版の会代表理事・翻訳者。フランス語講師。東京外国語大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。訳書に『わたしたちを救う経済学──破綻したからこそ見える世界の真実』 (共訳、2019年、ele-king books)。

ISBN:9784560510391
出版社:白水社
判型:新書
ページ数:157ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB