文庫クセジュ 1001
第一次世界大戦
著:ジャン=ジャック・ベッケール
訳:幸田 礼雅
紙版
内容紹介
人類が初めて経験した総力戦の全容に迫る
一九一四年、オーストリア=ハンガリー帝国皇太子の暗殺事件をきっかけに、ヨーロッパ中が大戦争に巻き込まれた。西で、東で、南で、海上で、海の中で戦われ、やがてヨーロッパの外へも広がっていく。この戦争による犠牲者数は一千万近いともいわれ、それまで人類が経験したことのない、常軌を逸したものとなった。
なぜ非常に近い文化を持った人びとが争うことになったのか? 戦争は望んでいないが、愛国主義ゆえに、いかなる代価を払っても戦争を拒否するまでには至らず、時々刻々と総力戦につながる選択を採っていくのである、と著者はいう。
本書ではペロンヌ大戦博物館・研究センター名誉所長で、第一次世界大戦の研究者であるジャン=ジャック・ベッケールが、人類が初めて経験した総力戦の全容に迫る。
ISBN:9784560510018
。出版社:白水社
。判型:新書
。ページ数:166ページ
。定価:1200円(本体)
。発行年月日:2015年09月
。発売日:2015年09月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB。