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文庫クセジュ 1001

第一次世界大戦

著:ジャン=ジャック・ベッケール
訳:幸田 礼雅

紙版

内容紹介

人類が初めて経験した総力戦の全容に迫る
 一九一四年、オーストリア=ハンガリー帝国皇太子の暗殺事件をきっかけに、ヨーロッパ中が大戦争に巻き込まれた。西で、東で、南で、海上で、海の中で戦われ、やがてヨーロッパの外へも広がっていく。この戦争による犠牲者数は一千万近いともいわれ、それまで人類が経験したことのない、常軌を逸したものとなった。
 なぜ非常に近い文化を持った人びとが争うことになったのか? 戦争は望んでいないが、愛国主義ゆえに、いかなる代価を払っても戦争を拒否するまでには至らず、時々刻々と総力戦につながる選択を採っていくのである、と著者はいう。
 本書ではペロンヌ大戦博物館・研究センター名誉所長で、第一次世界大戦の研究者であるジャン=ジャック・ベッケールが、人類が初めて経験した総力戦の全容に迫る。

著者略歴

著:ジャン=ジャック・ベッケール
1928年生まれ。フランス現代史。パリ第10大学名誉教授、ペロンヌ大戦博物館・研究センター名誉所長。

ISBN:9784560510018
出版社:白水社
判型:新書
ページ数:166ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年09月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB