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メルロ=ポンティ哲学者事典 3

歴史・実存・科学

編著:モーリス・メルロ=ポンティ
監訳:加賀野井 秀一

紙版

内容紹介

もれなく哲学がわかる、考える人の座右の「友」
 この事典は、モーリス・メルロ=ポンティ総監修のもと刊行された、『著名な哲学者たち(レ・フィロゾフ・セレーブル)』の全訳をもとにしつつ、それを今日的な視点から増補し、わが国の読者の需要に応えられるよう作成されています。
 まず初めに、各巻のサブタイトルどおり包括された「各章」ごとに、メルロ=ポンティによる《総論》が提示されます。次に、時代・場所・学派・主義・傾向などをキーワードとする「見出し」ごとに、著名な哲学者たちの「列伝項目」が続いて、《哲学史要覧》の体裁となります。また、哲学史のなかにおいて画期的と思われる「哲学の巨人たち」は、くわしく紹介すべく、図版とともに《肖像》が描き出され(思潮のなかに挿入されて論じられ)ています。日本語版では情報をアップデートすべく、もれなく翻訳者・監訳者による訳註や《補記》も完備しました。
 第1回配本の第三巻は、シェリング、ヘーゲル、コント、マルクス、ニーチェ、ブロンデル、クローチェ、アラン、ラッセル、フッサール、シェーラー、ハイデガー、サルトル……おもに19〜20世紀に活躍した300名超の「セレブな哲学者たち」を収録。若きドゥルーズによるベルクソン論の初出文献でもあります。

著者略歴

編著:モーリス・メルロ=ポンティ
1908年3月14日、フランス西部シャラント・マリティーム県ロシュフォール・シュル・メールで生まれる。1945年リヨン大学講師からパリ大学教授を経て1952年、コレージュ・ド・フランス教授就任。リセの教師以外では教職に就くことなく生涯在野に留まったサルトルとは対照的に、フランスのアカデミズムの王道を進んだが、1961年5月3日、パリ・サン・ミシェル通りの自宅自室にて、心臓発作で急逝、享年53歳。計画中の著作の構想メモなどが残された。

ISBN:9784560093139
出版社:白水社
判型:A5
ページ数:464ページ
定価:5400円(本体)
発行年月日:2017年02月
発売日:2017年03月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:GBCD