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地域おこし協力隊 10年の挑戦

他著:椎川 忍
他著:小田切 徳美
他著:佐藤 啓太郎

紙版

内容紹介

地域おこし協力隊は2018年度で制度導入10年目を迎えた。この間、協力隊は地域住民や行政と協働して、何を成し遂げただろうか。本書の事例編では、全国の活動事例から厳選し、現役協力隊員、OB・OG、受け入れ側の自治体職員、中間支援組織職員など、当事者のレポートによって、10年間、協力隊の成長と地域内におけるさまざまな変化を明らかにする。さらに分析編では、地域おこし協力隊にかかわる主要な論者がこの制度の効果とそれをさらに高める方向性について分析する。

目次

はじめに――自分の生き方を見つけ、地域を変え、日本を変えた若者たち 椎川忍(地域活性化センター) 
第Ⅰ部 地域おこし協力隊によって地域はどう変わったか[全国の事例]
全国の現役、OBの地域おこし協力隊、受入自治体の担当職員、中間支援組織の職員等の執筆による17事例のレポート。
第Ⅱ部 地域おこし協力隊は地域に何をして、何を目指すべきか[分析と解説]p
1 協力隊と導入地域の実像――「活性化感全国調査」も分析 平井太郎(弘前大学)
2 協力隊と地域活動の実践論理――「第Ⅰ部事例編」からの結像 図司直也(法政大学)
3 住民自治と協力隊――「地域戦略としての協力隊思考」のすすめ 田口太郎(徳島大学)
4 協力隊の地域活動の広がりと可能性――災害支援活動・2018年7月豪雨災害の記録 稲垣文彦(中越防災安全推進機構)
5 体験的協力隊活動論――地域の若者との「遊び」の重要性 野口拓郎(弘前大学)


第Ⅲ部 制度10年 地域の変化と協力隊のあゆみ[総括] 
1 地域おこし協力隊の実態と展望 小田切徳美(明治大学)
2 地域おこし協力隊制度10年のあゆみ・そして未来へ 佐藤啓太郎(地域活性化センター)

第Ⅳ部 協力隊の実態と課題への対応[資料・データ]
1 現役隊員の実態――平成29年度協力隊員アンケートから(JOIN)
2 協力隊導入にあたっての準備と対応(総務省)
3 サポートデスクの役割と傾向(総務省)

ISBN:9784540181610
出版社:農山漁村文化協会
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN