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まるごと発見!校庭の木・野山の木 008

ケヤキの絵本

編:横井 秀一
絵:川上 和生

紙版

内容紹介

校庭や公園でおなじみのケヤキ。屋敷林など地域のの景観を形作り、その材は強度を生かして建物や臼・太鼓の材料にもなってきた。この絵本では、そんなケヤキの育ちと人とのかかわりを重ねて描く。すらっとほうき状に枝を広げる樹形、ギザギザの鋸歯をもつ葉、老木になると剥がれ落ちる樹皮など特徴の見分け方、四季の姿、たねのついた小枝を風にのせて遠くに飛ばすユニークな繁殖のしくみ、年輪のでき方などから、スギやブナと比べた材の特徴、かんたん木工、ケヤキの森づくりまで、ケヤキをまるごと知りつくす。

目次

【ぶんか】
天にまっすぐ枝を広げ、巨樹となる
けやけき木「欅」の古名は、強い木の「槻」
スギにならぶ長寿・巨樹 広葉樹の王さま
【しゅるい】
ニレ科の仲間と世界のケヤキ
町の中でケヤキをみつけよう!
【そだち】
ケヤキの四季 芽生えから老木まで
春、新緑の芽吹きはそれぞれ気まま
目立たずに花が咲いて風で受粉
夏、枝葉がしげり果実が肥る
木が太り、年輪がきざまれる
【くらし】
森の中でのケヤキのくらし
小枝ごと風に舞って、たねをまく
秋の黄葉 落葉と冬芽 冬のすごし方
【さいばい】
くらしの身近にあった屋敷林
ケヤキのたねをまこう、苗を育てよう
ケヤキの森をつくる
【りよう】
ケヤキはかたくて重く、美しい杢をもつ
ケヤキ材で小物をつくろう、枝葉であそぼう

人とケヤキは、つかずはなれず

著者略歴

編:横井 秀一
1960年愛知県生まれ。1986年千葉大学大学院園芸学研究科修士課程修了。岐阜県寒冷地林業試験場、岐阜県森林研究所を経て、現在、岐阜県立森林文化アカデミー教授。農学博士。共著に『広葉樹の森づくり』『日本樹木誌1』『主張する森林施業論』『雪国の森林づくり』(いずれも日本林業調査会)など。
絵:川上 和生
1959年、北海道生まれ。北海道デザイナー学院卒業。デザイン会社勤務を経て86年からフリー。個展、グループ展多数。主な仕事は、雑誌、企業PR誌、本の装幀など。『宮沢賢治の絵本 やまなし』(ミキハウス)、『草木染めの絵本』『干物の絵本』『リンゴの絵本』『クリの絵本』(以上、農文協)ほか。

ISBN:9784540161506
出版社:農山漁村文化協会
判型:AB
ページ数:40ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNK
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:TVR