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新特産シリーズ

マコモタケ

導入と高品質・多収栽培

著:西嶋政和

紙版

内容紹介

本邦初のマコモタケ栽培書。近年、マコモタケはどんな料理にも合うヘルシーな食材として人気が高く、直売所でも見かけるようになってきた。全国の水田で栽培でき、経費も初年度の苗代程度で高単価が期待できるとして、転作作物としても注目されている。さらに冷涼な中山間地域では、早期出荷が可能なうえ、新たな特産品として、地域活性化の素材としてもつかわれはじめている。しかし、実際は地域や生産者によって収量や品質にばらつきが大きい。本書は、省力・高品質・安定多収のかんどころ(優良母株の選定や疎植、水管理など)を紹介。
第1章 マコモタケ栽培の魅力
第2章 マコモ、マコモタケとは
第3章 導入と栽培のポイント
第4章 栽培の実際
第5章 販売・加工・流通
第6章 各地のマコモタケ栽培の取り組み

目次

【目次】
●第1章 マコモタケ栽培の魅力
1.美味しい、珍しいマコモタケ
2.日本ではまだ高級な食材
3.日本の気候に合うマコモタケ
4.地域おこしにピッタリ

●第2章 マコモ、マコモタケとは
1.植物としてのマコモ、マコモタケ
2.マコモの品種系統

●第3章 導入と栽培のポイント
1.はじめて取り組む人へ
2.すでに栽培しているが低収の人へ
3.もっと多収したい人へ

●第4章 栽培の実際
1.気象条件
2.ほ場の準備
3.苗の準備
4.定植(田植え)
5.水管理
6.10節、11節以上の分げつは整理
7.病害虫防除
8.除草の工夫
9.優良母株の選定
10.収穫と出荷
11.調製・出荷方法
12.収穫後のほ場管理

●第5章 販売・加工・流通
1.全国の流通・販売の現状
2.直売所で販売する
3.健康機能性をアピール
4.「健康長寿のマコモの里」三重県菰野町の事例
5.食感を生かすマコモタケレシピ
6.葉の工芸的利用

●第6章 各地のマコモタケ栽培の取り組み
1.田畑春雄さん 三重県伊勢市
2.(公社)潮来市シルバー人材センター
3.瑞浪マコモ生産出荷組合
4.いたやなぎマコモタケ研究会
5.「ふるさと味工房アグリ」まこも生産者部会

著者略歴

著:西嶋政和
西嶋政和(にしじままさかず)。三重県伊賀地域農業改良普及センター所長。著書は『地域食材大百科2 野菜』のマコモを執筆。

ISBN:9784540131110
出版社:農山漁村文化協会
判型:B6
ページ数:176ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2014年03月
発売日:2014年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WMPF