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農家が教える混植・混作・輪作の知恵

病害虫が減り、土がよくなる

編:農文協

紙版

内容紹介

初めての畑ではとてもよく育ってくれた作物が,続けて栽培するとうまく育たない。なぜ? そんなとき頼りになるのが,土をよくして病害虫を防ぐ,混植・輪作の農家の知恵。農薬がなかった時代,農家はどうやって病害虫を防いだのか? 最新の科学的な知見も含めて,作物同士の組合せと(混植・混作・輪作)害虫との相性など,農家の智恵とそのやり方を追究します。

●カラー口絵
●PART1 混植、混作、間作で作物をつくりやすく
●PART2 輪作、緑肥が栽培の基本
●PART3 輪作の原理

目次

●カラー口絵
伊勢村文英さんの混植畑
混植、混作で作物が育つ
家庭菜園の混作
雑草緑肥で土づくり
焼畑の輪作と文化

●PART1 混植、混作、間作で作物をつくりやすく
図解 混植、混作
図解 知って得するコンパニオンプランツ大集合!
図解 香り混植 虫が好きなニオイ、嫌いなニオイ
間作、混作で土が荒れない
カマキリがいる畑は害虫が少ない
コンパニオンプランツ(共栄作物)の知恵
混播、混植で無農薬
混播、混植、米ぬか活用で健康野菜
天敵が増える畑のデザイン
作物の相性いかして混作・輪作
ハーブでねぎのスリップス・ヨトウムシを防ぐ
トマトのオンシツコナジラミにバジル
ハーブの害虫忌避作用と生育促進作用
わしはコンパニオンプランツにほれこんどる
すいか・メロン産地で広がるねぎ混植
にんにくを一緒に植えたら、いちごのアブラムシが消えた
ナギナタガヤ
マルチムギ
間作麦体系
他感物質とその農業利用
アレロパシー物質と植物の検索

●PART2 輪作、緑肥が栽培の基本
落花生輪作・混作できゅうりのセンチュウ退治
だんだん土がよくなる輪作体系
イネ科とマメ科作物の輪作で土づくり
水田輪作で野菜も稲も無農薬
センチュウ害を減らす輪作組み合わせ
極上漬物は畑の土にあった自家種と緑肥から生まれる
夏の雑草を生かして土を養生
えん麦、ソルゴー、レタス、小麦、とうもろこし輪作で病害虫予防
焼畑復活!
日本列島の焼畑
粟-大豆の輪作

●PART3 輪作の原理
中国古代の作付体系の特色
奈良盆地の田畑輪換栽培
ヨーロッパの輪作体系の変遷
共生微生物から見た輪作体系
麦・ソラマメ・緑肥で窒素の流出を防ぐ
夏作物と冬作物の養分吸収戦略
土と作物間で起こるさまざまな養分吸収システム

ISBN:9784540092831
出版社:農山漁村文化協会
判型:B5
ページ数:192ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2009年12月
発売日:2009年12月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TVK