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少数性生物学

編:永井 健治
編:冨樫 祐一

紙版

内容紹介

生命現象を理解するカギは「濃度」や「平均値」ではなく、少数分子の“個性的”な動態にあった。「はじめての少数性生物学」開講。

目次

はじめに
第1章 少数が創発する機能を見る……永井健治
第2章 少数分子が担う神経シナプス機能……村越秀治
第3章 少数の侵入──インフルエンザはウイルス何個で感染するか……大場雄介
第4章 少数の反乱──紙とコンピュータの上の分子たちが予言したこと……冨樫祐一
第5章 少数の個性──分子にも個性?……小松崎民樹
第6章 少数細胞を見分ける・探し出す──少数だけど影響力がある細胞に注目してみよう……城口克之
第7章 デジタルバイオ計測……野地博行
第8章 少数のゲノム DNA が細胞の中に──収納される仕組み……前島一博
第9章 少数が形作る──核内染色体の構造・動態・機能相関……粟津暁紀
第10章 少数を分ける──細胞膜中の分子の離散性と分配……鈴木宏明
第11章 少数の機能を知る……茅 元司
第12章 少数での動き──少数のバイオナノマシンがチームで創発する振る舞い……矢島潤一郎
第13章 少数を探す──細胞の中の分子はいつどこに何個あるのか……谷口雄一
第14章 少数を決める──べん毛の本数を決める仕組み……小嶋誠司
第15章 少数で製造をコントロール──タンパク質でできた細菌中で働く精密装置……今田勝巳
第16章 少数な分子で機能する生物……石島秋彦・福岡 創・蔡 栄淑
第17章 少数で作れるか? 体を作る細胞数──大きな数と小さい数……堀川一樹
第18章 細胞の中に流れる時間──分子が数える1日の時刻と概日時計……大出晃士・上田泰己
おわりに

著者略歴

編:永井 健治
大阪大学産業科学研究所教授
編:冨樫 祐一
広島大学大学院理学研究科特任准教授

ISBN:9784535788169
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:178ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PSB