藩校に学ぶ 補遺
日本が誇れる人づくり・しつけ教育のモデル
著:藁科 満治
内容紹介
日本の教育から欠落して久しい「人づくり・しつけ教育」の視点。それを現代に甦らせるための知恵を古今の実践・議論の中に探る。
目次
◆第一章◆「人づくり教育」の理念と手法
[第一節] 人づくり教育のモデル(江戸時代以降のモデル集)
江戸時代初期に藩領の隅々まで郷学校を建てたーー池田光政
「知教一致」を実践、実学を教育の中心に据えたーー上杉鷹山
生徒それぞれの個性を伸ばすことに主眼が置かれた「致道館」の教育
ーー酒井忠徳
「学問は人に教えるものではなく、ともに学ぶもの」という信念を貫いた
ーー吉田松陰
学問の要は「道を知るにあり」と説いたーー松平慎斎
「米は食えば無くなるが、教育に使えば百万俵になる」と説いた
ーー小林虎三郎
「独立自尊」「個性を伸ばす」ことを教育の主眼に置いたーー福澤諭吉
「人をつくる会社と答えなさい」と訓示したーー松下幸之助
[第二節] 教養教育・しつけ教育の目的と効用
(多様な知識と価値判断の体得モデル)
グローバル化を乗り切る高い教養力を養うーー三大学総長・塾長の鼎談
教養のすすめ「思いやりと名のついた想像力」
ーー永野茂洋・明治学院大学教授
子育てに「流行り」はない・子どもが主体的に生き抜く力を
ーー淡路雅夫・元私立中学・高校校長
「ならぬことはならぬ」ーー江戸時代會津人の自主・自律心
きちんと「しつけ」を受けたものは年収が高いーー中室牧子・慶應義塾大学教授
手間暇かけてじっくり育てるーー日本電産・永守重信会長
「ウガンダの高校生」に教え込んだ日本のしつけーー小田島裕一・元中学校教師
学力・体力トップクラスの子育てに学ぶーー福井県
◆第二章◆「人口減少下」における国造りーー問題提起
ISBN:9784535587410
。出版社:日本評論社
。判型:4-6
。ページ数:96ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2019年06月
。発売日:2019年06月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB。