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ドイツ史・マルクス・第三世界

望月清司論文選

著:望月 清司

紙版

内容紹介

中世農奴制研究、マルクス歴史認識研究、第三世界論および本原的蓄積論研究の諸論文を収録。望月市民社会論の意味と意義を振返る。

目次

[ドイツ農制史]
1 グーツヘルシャフト成立前期と騎士団国家の市場構造

2 いわゆる「再版農奴制」の南西ドイツ的特質
   ーー《die zweite Leibeigenschaft》
   概念の再吟味を通じてーー

3 ワイステューマーにおける「教会民」について

4 近世西ドイツにおける市民地主制の問題
   ーーF・リュトゲの「経済ヘルシャフト」範疇をめぐってーー

5 農業改革以前の東エルベ地主制について
ーーH.-H. Müller, Märkische Landwirtschaft vor den Agrarreformen von 1807. Entwicklungstendenzen des
Ackerbaus in der zweiten Hälfte des 18. Jahrhunderts.
Potsdam 1967.ーー


[マルクス研究]
6 『ドイツ・イデオロギー』における二つの共同利害論

7 『ゴータ綱領批判』の思想的座標

8 本原的蓄積論の視野と視軸
   ーー『資本論』原蓄章を読むーー

9 宇野経済学をささえた宇野史学
   ーー大塚資本主義論との対比においてーー

10 スコットランドの女伯爵とは誰か
   ーー『資本論』原蓄章における一人物の同定ーー


[第三世界論]
11 第三世界を包みこむ世界史像
   ーー新世界史論争と再版農奴制ーー

12 生産様式接合の理論
   ーー第三世界の歴史と現代への鍵ーー

13 生産様式の接合について・再考

14 第三世界研究と本原的蓄積論
   ーーマルクス原蓄論活性化の試みーー

15 「資本の文明化作用」をめぐって
   ーーマルクスは西欧中心主義者であったかーー

16 望月清司先生に聞く
  ーー(聞き手)村上俊介

著者略歴

著:望月 清司
マルクス経済学者

ISBN:9784535559288
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:464ページ
定価:6800円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ