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クライメート・ジャスティス

温暖化対策と国際交渉の政治経済学

著:明日香 壽川

紙版

内容紹介

2015年12月にパリで開催されるCOP21で、米中や途上国を含めた温室効果ガス排出削減に向けた国際枠組みで合意できるか。

目次

第1章 地球温暖化問題の今
   1.1 加速する気候変動
   1.2 地球温暖化問題の本質
   1.3 温暖化対策国際交渉の現状
   1.4 日本政府の対応の変遷
   1.5 まとめ

第2章 だれがどれだけ削減するべきか
   2.1 数値目標の公平性に関する議論の経緯
   2.2 COP19およびCOP20でのCBDR&RC原則に関する議論
   2.3 まとめ

第3章 合意をより難しくしている問題群
   3.1 負担の公平性に関わる論点
   3.2 EU ETSの域外拡大・国境税調整・無償割当
   3.3 まとめ

第4章 公平性のものさし
   4.1 公平性原則、指標、努力分担方法
   4.2 公平性参照フレームワークとIPCC第5次評価報告書
   4.3 まとめ

第5章 各国が持つべき公平で野心的な目標
   5.1 IPCC 第5次評価報告書における具体的GHG排出削減数値目標
   5.2 日本における数値目標の議論
   5.3 まとめ

第6章 各国の数値目標を評価する
   6.1 研究機関などによる事前評価
   6.2 EU・米・中・スイスの数値目標に対する評価
   6.3 日本の数値目標に対する評価
   6.4 まとめ

 おわりに
 参考文献

著者略歴

著:明日香 壽川
東北大学東北アジア研究センター教授(環境科学研究科教授併任)

ISBN:9784535558427
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:181ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ