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刑事裁判は生きている

刑事事実認定の現在地

著:門野 博

紙版

内容紹介

著者は刑事裁判官を長く務め、法科大学院での教育にも携わり、現在は弁護士として、
刑事事件を中心に積極的な活動を続けています。
本書は、著者の判事・弁護士としての実務経験と法科大学院教授としての研究教育成果を踏まえ、
刑事裁判における犯罪の事実認定の要となる重要テーマ
――証拠開示・経験則・供述調書の信用性判断・情況証拠・科学的証拠ほか――について、
近年の変革の歩みをたどり、現在の実務の到達点と、不条理な裁判を防ぐために今なお残る課題を論じます。
刑事裁判に携わる実務家をはじめ、刑事法研究者にもぜひ本書を手に取っていただき、
本書から刑事裁判の指針をくみ取っていただきたいと思います。

目次

第1章 事実認定適正化の歴史的鳥観図――総論として

第2章 証拠開示

第3章 経験則

第4章 注意則――信用性判断の系譜1

第5章 供述心理学――信用性判断の系譜2

第6章 可視化記録媒体の活用――信用性判断の系譜3

第7章 情況証拠

第8章 科学的証拠―DNA型鑑定
    付:書評『再審無罪―東電OL事件―DNAの闇が暴いた闇』

第9章 類似証拠

第10章 被告人質問

第11章 黙秘権

第12章 再審

最終章 刑事事実認定の現在地――その明と暗

[対談] 木谷 明×門野 博

あとがき
索引

著者略歴

著:門野 博
弁護士、元法政大学法科大学院教授、元東京高等裁判所部総括判事

ISBN:9784535524903
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:340ページ
定価:3900円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNAA