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未来経済都市 沖縄

著:安里 昌利
監:おきぎん経済研究所

紙版

内容紹介

日本が国家戦略として取り上げる沖縄の経済政策。沖縄経済界の重鎮が、グローバルな視点からその現状と未来図を描き出す、9割の日本人がまだ知らない沖縄経済の実力。

●沖縄から4時間圏内に20億人のマーケットが眠っている
地球儀の見方を変えて、沖縄を中心に世界を見ると、ガラリと景色が変わる。1000kmの地点に台湾。2000km圏内には中国沿岸部の主要都市すべてとフィリピンが、3000kmではタイ、マレーシア、カンボジアまですっぽり入る。飛行機で4時間圏内に、世界人口の3分の1にあたる20億人の市場が眠っている。世界経済の6割を占め、大きく拡大するアジアに最も近い沖縄は、貿易・物流の重要な拠点として注目されている。

●日本で唯一発展を続ける沖縄経済
「2009年以降日本で唯一人口が増えているのは沖縄」
「沖縄は『アジアのゲートウェイ』としての地理的優位性を持っている」
「観光客数も増加、2017年に沖縄を訪れた人はハワイを上回った」
21世紀は人とモノが移動する「物流の時代」。そして、人とモノが動けばお金と情報も集まる。沖縄が経済的に注目されるのは、これから成功するチャンスに溢れているからだ。
本書は、国際物流の拠点として沖縄に注目し上海・香港・バンコク・シンガポールなどに沖縄を中心とした国内4拠点、海外8拠点を築き、高速物流を実現していち早く動いたANAや、精密機械産業やIT企業の集積など、本土企業の動向も取り入れながら、今起こりつつある様々な動きを経済的側面から分析。ビジネスチャンスに溢れる沖縄の姿をわかりやすく解説する。

目次

第1章 日本人の9割が知らない「沖縄の秘密」~沖縄の経済成長~

第2章 沖縄を中心に「世界地図」が変わる~地理的優位性、国際物流拠点~

第3章 世界にインパクトを与える「沖縄ビッグバン」~国家戦略、今後30年の展望~

第4章 なぜ日本の大企業は「沖縄進出」したいのか?~沖縄のビジネスチャンス~

第5章 ハワイを超える観光客が押し寄せる「沖縄」の魅力~観光、文化~

第6章 どんどん健康になる、沖縄の「100歳到達力」~医療、健康、幸せ~

著者略歴

著:安里 昌利
沖縄銀行 相談役(前頭取)
1948年、沖縄県宜野座村生まれ。1973年、琉球大学法文学部経済学科卒業、沖縄銀行入行。審査第一部長、取締役本店営業部長などを経て、2002年、代表取締役頭取。2011年、代表取締役会長。沖縄経営者協会会長を兼任。沖縄の国際物流拠点化を目指し、2015年には海外バイヤーが多数集まる「沖縄大交易会」の開催を実現。2017年、相談役。

ISBN:9784532358006
出版社:日本経済新聞出版社
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ