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実践 トライアングル式問題解決法

著:幸本 陽平

紙版

内容紹介

ロジカルシンキング・フレームワークは不要!
どんな職場の問題も「スタート・ゴール・やり方」の三角形にあてはめるだけでスイスイ解決。超納得の問題解決手法。

現実のビジネスシーンで直面する様々な問題を解決する上で多くの社員に不足しているのは、「知識」や「経験」ではなく「考え方」である。中堅の組織を中心に足かけ10年にわたりコンサルティングや研修を手掛けてきた筆者は、適切な「考え方の考え方」がないまま場当たり的に解決しようとしたり、表面的な知識やフレームワークをビジネスの場に応用したりして、結局、問題が解決されないままでいる状況をいやというほど見てきた。
特に、現実のビジネス上の問題は「正しい答」や「一つの答」があるわけではない。様々な制約の中で最適解を導き出す道を見つけ、解決のための行動をとることが求められるのだ。そこで「考え方」の基礎を設定し、どんな問題でも一定水準の解決と行動ができるようになればよいという発想で生み出した問題解決法が「三角(トライアングル)解決法」だ。

問題解決につまずく原因の多くは、実はきわめてシンプルで、「何から手を着けていいかわからない」というところにある。そこで、トライアングル解決法では、問題に対して「スタート」「ゴール」「やり方」の3つの枠組みを設定。さらに、スタートは「事実」「原因」「制約」、ゴールは「数値」「金額」「期限」、やり方は「計画」「実行」「評価」とそれぞれ3つの要素に分解することで、取り組むべき課題を「見える化」する。スタートで現状を整理し、同時に目指すべきゴールはどこかを明示することで、問題解決の考え方の「考え方」がわかるという、これまでありそうでなかった、誰にでもできる手法なのだ。
本書は、具体的な例題で、この「3×3のテーマ」にどのように取り組めばよいのか、実践的かつ簡潔に解説していく。問題解決は、ビジネス書の定番テーマ。新しい考え方として、ロジカル・シンキングなどに挫折してしまった、もしくは役に立たないと感じている人に是非、読んでほしい一冊である。

目次

第1章 考える力とは

第2章 トライアングル式解決法とは
     
第3章 スタート~事実、原因、制約
     
第4章 ゴール――数値、金額、期限
     
第5章 やり方――計画、実行、評価
     
第6章 提案する

著者略歴

著:幸本 陽平
(株)東風社代表取締役社長。中小企業診断士。
一橋大学経済学部卒。2002年、日本ロレアル入社。高級ブランドのオンラインショッピング導入やメンバーシッププログラムの運営など、ダイレクトマーケティングを担当。2005年より、カネボウ化粧品およびポーラ・オルビスホールディングスの子会社にて百貨店向け化粧品ブランドのマーケティング、経営企画などに携わる。2010年、幸本陽平事務所(現・東風社)を設立。研修やセミナー、コンサルティングなどを手がける。

ISBN:9784532322540
出版社:日本経済新聞出版社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2019年01月
発売日:2019年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ