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企業価値を高める経営

投資家との協創が生む持続的成長

編:日本取引所グループ 東京証券取引所

紙版

内容紹介

企業価値向上に成功している企業の秘訣は何か。
東京証券取引所「企業価値向上」表彰企業6社に学ぶベストプラクティス
各分野の専門家が多角的に分析!

<本書に寄稿する専門家>
伊藤邦雄(一橋大学大学院経営管理研究科特任教授)
津森信也(経営財務研究所代表)
澤上篤人(さわかみホールディングス代表取締役)
スコット・キャロン(いちごアセットマネジメント代表取締役社長)
円谷昭一(一橋大学大学院経営管理研究科准教授)

<本書で取り上げる「企業価値向上」表彰企業>
塩野義製薬
花王
ピジョン
オムロン
丸紅
ユナイテッドアローズ

<「企業価値向上」表彰とは>
東京証券取引所が、2012年から、企業価値の向上をテーマに掲げて実施。東証市場に上場するすべての上場会社を対象に、自社の資本コストを意識し、それを上回る資本生産性を実現することにより企業価値を高める「企業価値向上経営」を実践している会社を、年に一度選定し、表彰しています。

目次

第1章 持続的な企業価値の創造に向けて
伊藤邦雄(一橋大学大学院商学研究科特任教授)
1 企業価値経営が喫緊の課題に
2 軽視されてきた資本生産性
3 資本コストに着目した企業価値表彰制度の創設
4 4つのM
5 協創と対話・エンゲージメント
6 ESG投資の台頭
7 「伊藤レポート2・0」
8 二項対立を超えて

第2章 企業価値向上経営の意義と実践に向けて
津森信也(経営財務研究所代表)
1 会社は誰のものか
2 企業価値向上経営の基本
3 企業価値向上経営の実務
4 企業価値向上経営のための必要条件

第3章 ケーススタディ 表彰企業のベストプラクティス
ケーススタディ1 塩野義製薬 持続的な企業価値創造を目指した経営の実践
ケーススタディ2 花王 「よきモノづくり」と「絶えざる革新」の130年
ケーススタディ3 ピジョン 社会価値と経済価値の双方を創出
ケーススタディ4 オムロン 経営力とエンゲージメントの融合
ケーススタディ5 丸紅 4つの枠組みで経営危機を脱出
ケーススタディ6 ユナイテッドアローズ 経営理念の浸透が企業価値創造の源泉に

第4章 企業価値向上と長期投資
澤上篤人(さわかみホールディングス代表取締役)
1 企業価値向上表彰は画期的な制度
2 アクティブ運用を再評価しよう
3 長期投資の企業分析実務

第5章 「対話」が企業価値を高める
スコット・キャロン(いちごアセットマネジメント代表取締役社長)
1 はじめに
2 「対話」こそ日本らしさの一つ
3 経営責任と株主責任
4 企業価値向上活動を支援する株主
5 長期投資家にとっての「対話」
6 投資家と経営者、両方の役割から思うこと
7 企業とのエンゲージメント事例

第6章 表彰候補50社から見えた経営の強さ
円谷昭一(一橋大学大学院商学研究科准教授)
1 表彰候補会社の株価の特徴―TOPIXを上回る
2 表彰候補会社の業績の特徴―高い利益創出能力
3 表彰候補会社の資本生産性と経営の特徴―資本コストへの意識
4 表彰候補会社の3つの特徴

ISBN:9784532321758
出版社:日本経済新聞出版社
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF