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いたいコンサル すごいコンサル

究極の参謀を見抜く「10の質問」

著:長谷部 智也

紙版

内容紹介

同僚、先輩、経営者、発注者としてコンサルの世界を見てきた筆者が、できるコンサルを見抜くために必要な10の質問を明示。10の質問の背景に、どのようなコンサル業界事情と思考法が存在するのかを明らかにします。
「明日の朝から」行動をどう変えるべきかを提案できるか、社内の意思決定者を見抜けるか、「年契約」はお薦めできない、コンサルを起用すべきではないテーマ、文化歴史教養オタクのコンサルにも注意などなど、コンサルには耳が痛い内容が満載。コンサルが、クライアントを強くするためのには何が必要なのかも明らかにします。アナリストからパートナーまで16年間つとめてきた経験を駆使して、良いコンサルの見抜き方、活かし方を本音ベースで解説します。

目次



序 章 「第四世代」に突入したコンサルティング業界

いたいコンサル、すごいコンサルを見抜く「10の質問」


 質問1 「わが社の属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか?」
 
 質問2 「今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?」

 質問3 「わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか?」

 質問4 「わが社が競合に勝つために取るべき最も重要なアクションは何ですか?」
 
 質問5 「わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか?」
 
 質問6 「現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点は何ですか?」

 質問7 「わが社の『意思決定プロセスの特徴』はどう見ていますか?」
 
 質問8 「今回のプロジェクトは成功報酬でお支払いしてもよろしいですか?」
 
 質問9 「過去のプロジェクトで最長のもの、最大の効果を出したものは何ですか?」

 質問10 「今回のプロジェクトにあなた自身は、どれだけの時間を使ってもらえますか?」

コンサルティング業界の内憂外患
 
 ① 成功する人、失敗する人
 ② 業界に長居しすぎると事業会社に受け入れられず?
 ③ 入社試験は数字感覚とケーススタディ
 ④ 社内での人事評価と昇格
 ⑤ 若手を育てるコーチング方法
 ⑥ コンサルタントとリベラルアーツ
 ⑦ 成功プロジェクト、失敗プロジェクトの例

著者略歴

著:長谷部 智也
(株)TSIホールディングス上席執行役員事業戦略本部副本部長
北海道札幌市生まれ。 東京工業大学大学院修了、ミシガン大学ビジネススクール修了(MBA Essentials for Executive Education)。三井住友銀行、A.T. カーニー、べイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドを経て現職。べインでは日本オフィスのパートナーとして、業績改善プラクティス日本地区代表、金融プラクティス日本地区代表などを歴任。16年に及ぶコンサルティング経験において、金融業界、消費財、小売業界等のクライアントの幅広いテーマのコンサルティングを手懸ける。2015年より事業会社に転じる。著書(共著)に、「企業価値4倍のマネジメント」(日本経済新聞出版社)がある。経済同友会会員、IMA(国際経営者協会)理事。

ISBN:9784532320980
出版社:日本経済新聞出版社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2016年09月
発売日:2016年09月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ