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日経ビジネス人文庫

サントリー対キリン

著:永井 隆

紙版

内容紹介

世界No.1のバーボン「ジムビーム」を擁する米ビーム社買収、佐治・鳥井家から新浪元ローソン社長への
トップ交代など、積極的な変革を進めるサントリー、
米名門ブルワリー「ブルックリン・ブリュワー」や、「よなよなエール」手掛ける「ヤッホーブルーワリー」との
提携をはじめ、クラフトビールや一番搾りへ注力し、国内ビール復活のため新たな攻勢に出るキリン、
――企業風土から商品開発、今後の成長戦略まで、業界2強を徹底分析。

文庫化にあたっては、酒税改正や、世界シェア3割を超える巨大メーカーの
誕生(ABインベブによるSABミラー買収)、それに伴う世界的な業界再編の動きなど、最新の動向も加筆します。

〈本書の内容より〉
・ベンチャー生まれのサントリー、財閥育ちのキリン
・稀代のM&A名手、佐治信忠
・立ち消えたキリン・サントリー統合の舞台裏
・「サントリー最大の失敗」メキシコ進出とは
・伝説のビアホール「ハートランド」を仕掛けた男
・アサヒスーパードライを倒した「キリン特殊部隊」
・ハイボールブームはどのように生まれたのか
・45年連続赤字のビール事業を救った「プレモル」の誕生
・酒税改正は業界をどう変えるのか など

目次

第1章 21世紀のビール・飲料業界

第2章 サントリー--「やってみなはれ」の元ベンチャー

第3章 キリン--凋落した巨大企業

第4章 ビール・飲料会社の現場力

最終章 市場の勝敗を決めるもの

著者略歴

著:永井 隆
1958年群馬県生まれ。明治大学経営学部卒業。
東京タイムズ記者を経て、92年フリーとして独立。
現在、雑誌や新聞、ウェブで取材執筆活動をおこなう傍ら、テレビ、ラジオのコメンテーターも務める。
著書に『ビール15年戦争』(日本経済新聞出版社)、『ビール最終戦争』(同)、『人事と出世の方程式』(同)、『国産エコ技術の突破力! 』(技術評論社)、『敗れざるサラリーマンたち』(講談社)、『一身上の都合』(SBクリエイティブ)、『現場力』(PHP研究所)などがある。

ISBN:9784532198138
出版社:日本経済新聞出版社
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2017年01月
発売日:2017年01月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT