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日経ビジネス人文庫

60分で名著快読 徒然草

著:山田 喜美子
編:造事務所

紙版

内容紹介

人の悩みは、いつの世もそんなに変わらない!

鎌倉時代の14世紀にまとめられ、兼好法師の作と言われる「徒然草」は、だれもが一度は学校の授
業で学んだ古典中の古典ですが、あらためて通読してみると、現代に通ずる人生訓、人間論、処世の
書として読むことが可能です。本書は徒然草のなかから、現代の読者が参考になりそうな「段」の現代
語訳を解説、図解とともにまとめた「徒然草入門」です。

「勝とうとするな。でも負けるな」
「改めても利益のないことは、改めないほうがいい」
「お金があっても使わなければ貧乏人と同じだ」
「長居は迷惑。用が済んだらすぐ帰れ」
「これで十分、と思えば幸せ」
「一芸に達した者の言動には必ず一理ある」
「人の噂をするくらいならもっと価値のあることをせよ」
「他人も自分もあてにするな」
「よく知っていることこそ、慎重に発言せよ」
等々、どこから読んでも心に浸みるメッセージ満載の一冊です。

目次

パート1 『徒然草』と兼好法師~時代と人物像

パート2 人~勝とうとしない生き方

パート3 金~持つと危険、持たぬと悲惨

パート4 世間~理屈では割り切れない

パート5 美~変化の中にあり

パート6 死~直視できないけれど

著者略歴

著:山田 喜美子
古典文学研究科。
1951年佐賀市生まれ。74年中央大学文学部卒業(社会学)。出版社に勤務のち、フリーエディターとして『東海道五十三次ハンドブック』『奥の細道の旅ハンドブック』『決まり文句の辞典』(以上、三省堂)等を企画・編集。2000年鶴見大学日本文学研究科研究科博士後期課程単位取得退学。専門は初期俳諧。05年淑徳大学オープンカレッジで「おくのほそ道と芭蕉」の講師を務め人気講座となり、以降「徒然草」「百人一首」などを担当。
編:造事務所
編集プロダクション
歴史・文化・宗教に造詣が深く、雑学をはじめ、生活実用まで幅広いジャンルの単行本の編集・執筆を行う。1985年設立。編著となる単行本は年間40数冊にのぼる。

ISBN:9784532198060
出版社:日本経済新聞出版社
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ