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小児科医が知っておきたい 夜尿症のみかた

著:金子 一成

紙版

内容紹介

夜尿症で悩んでいる親・こどもは多くいるが,適切な対応がされないと症状が改善せずやがては親子のストレスや日常・学校生活に支障がでる原因となる.しかし治療には個別の対応が重要であり様々な経験が求められる.本書は夜尿症診療に関する著者の30年の知識と経験をまとめた小児科医必見の一冊である.

目次

知っておきたい夜尿症の基本~概念,診察,治療~
 A.夜尿症の基本概念
  1)定義と疫学
  2)病態と病因
  3)分類
  4)自然経過
 B.夜尿症の診察
  1)夜尿症診療における病歴聴取
  2)夜尿症診療における身体診察
  3)夜尿症診療における検査
  4)夜尿症診療の際の患者と保護者への接し方
 C.夜尿症の治療
  1)生活指導
  2)生活指導以外の行動療法およびアドバイス
  3)薬物療法
  4)夜尿アラーム療法
  5)その他の特殊な治療

Case study ~診療のすすめかた~
 Case 1 小学校入学前の夜尿症児
 Case 2 抗利尿ホルモン療法が著効した小学校低学年児童
 Case 3 夜尿アラーム療法が著効した小学校高学年児童
 Case 4 夜尿アラーム療法と抗利尿ホルモン療法を併用した小学校高学年児童
 Case 5 非単一症候性夜尿症の小学校低学年児童
 Case 6 夜尿症で来院した注意欠如・多動性障害の小学校高学年児童
 Case 7 夜尿症に便秘を伴う小学校高学年児童
 Case 8 治療を中断した難治性夜尿症の小学校低学年児童

付録 夜尿症診療で役立つ資料

Column
 (1)夜尿症の子どもの覚醒障害
 (2)夜尿症の子どもの心理とメンタルヘルスに及ぼす影響
 (3)心理的な要因によっても夜尿は起こるのか?
 (4)夜尿症の子どもに肥満児は多いか?
 (5)夜尿症の子どもの親の気持ちと認識
 (6)抗利尿ホルモン製剤で頭が良くなる?
 (7)夜間覚醒させることの是非
 (8)夜尿症に対する補完代替医療
 (9)オムツの使用は是か非か?
 (10)抗利尿ホルモン薬の反応が悪い夜尿症の子どもで確認すべきこと
 (11)夜尿アラーム療法で起きない子どもを親が起こす必要があるのか?
 (12)話題の腸内細菌叢と夜尿症の関連はあるか?
 (13)難治性夜尿症の子どもに対する入院治療

ISBN:9784525281618
出版社:南山堂
判型:B5
ページ数:122ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ