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組織細胞生物学

原書第3版

訳:内山 安男

紙版

内容紹介

組織学を基に分子細胞生物学、病理学、臨床医学とを結びつけた世界的に定評のある教科書。

目次

【内容目次】
第I部 基本組織と統合細胞生物学
 第1章 上皮
  上皮の一般的分類
  上皮の極性
  頂上領域の分化
  細胞接着分子
  ADAMタンパク質
  細胞接着装置
  臨床的意義:ヒトの疾患におけるコネキシンの変異
  基底膜
  細胞と細胞,細胞と基底板の相互作用
  細胞骨格
  微細フィラメント
  微小管
  中心体:微小管形成中心
  線毛と鞭毛における微小管
  臨床的意義:微小管を標的とした薬剤と不妊
  微小管-モータータンパク質によって動力を受ける輸
  送担体に対する細胞骨格の軌道
  軸索輸送
  ミオシンファミリーはF-アクチンと連合して収縮構造を作る
  ミオシン軽鎖キナーゼによる軽鎖のリン酸化
  中間径フィラメント
  ヘミデスモソームと中間径フィラメント
  臨床的意義:中間径フィラメントと水疱症
  細胞の核
  核膜と核膜孔複合体
  核細胞質輸送:RAN-GTPase
  クロマチン(染色質)
  量的代償作用:一方のX染色体の不活性化
  核小体
  核酸の局在
  細胞周期
  オートラジオグラフィとFACS:細胞周期のダイナミクスの解析
  核膜の崩壊と再形成
  腫瘍抑制遺伝子
  臨床的意義:網膜芽細胞腫遺伝子と他の抑制遺伝子
  細胞分裂
  テロメア,老化,がん
  臨床的意義:化学療法におけるp53タンパク質の役割
  核型
  基本的概念の整理 上皮
 第2章 上皮腺
  上皮腺の発生
  上皮腺の分類
  分泌部は単一の細胞あるいは多数の細胞からなる
  分泌部の形態
  分泌の種類
  分泌機構
  細胞質膜
  細胞膜
  リン脂質二重層
  膜タンパク質
  凍結割断:表面と割断面の間の相違
  輸送体とチャネルタンパク質
  小胞体
  粗面小胞体
  タンパク質合成と選別
  ゴルジ装置
  ゴルジ装置の機能
  エクソサイトーシスまたは分泌経路とエンドサイトーシス経路
  クラスリン被覆小胞とCOP被覆小胞の選別
  目的とする膜への小胞の融合はNSFとSNAREタンパク質を必要とする
  リソソーム選別経路:M6PとM6P受容体の意義
  受容体依存性エンドサイトーシス:コレステロールの取り込み
  臨床的意義:家族性高コレステロール血症
  リソソームと細胞内消化
  臨床的意義:リソソーム蓄積異常
  ミトコンドリア
  ミトコンドリアはアポトーシス,ステロイド合成,熱産生に関与する
  臨床的意義:ミトコンドリアの遺伝
  ペルオキシソーム
  臨床的意義:ツェルウェーガー症候群
  コンセプト・マップ 上皮腺
  基本的概念の整理 上皮腺
 第3章 細胞のシグナル伝達
  細胞シグナル伝達機構
  細胞シグナル伝達分子の作用機構
  一酸化窒素
  細胞シグナル伝達分子は細胞表面の受容体と結合する
  細胞表面受容体による細胞内シグナル伝達の経路
  臨床的意義:治療薬の対象,チロシンキナーゼ
  細胞内細胞シグナル伝達の主要経路
  cAMP経路
  cGMP経路
  ホスホリパーゼC-Ca2+経路
  転写因子NF-κBの経路
  Ca2+-カルモデュリン経路
  MAPキナーゼ経路
  JAK-STAT経路
  転写因子遺伝子:SOX
  幹細胞,多能性細胞株
  培養条件下での細胞増殖,老化,テロメラーゼ
  アポトーシスあるいはプログラム細胞死
  アポトーシスについて線虫が示すこと
  細胞外シグナルがアポトーシスを開始する:Fas受容体/Fas リガンド
  カスパーゼ:細胞死の抑制因子と実行因子
  Bcl-2はBaxを介してミトコンドリアシトクロムcの放出を制御している
  アポトーシスの臨床的意義:免疫系におけるアポトーシス
  アポトーシスの臨床的意義:神経変性疾患
  タンパク質分解にかかわる3つの主要な機構
  原型がん遺伝子とがん遺伝子
  基本的概念の整理 細胞のシグナル伝達
 第4章 結合組織
  分類
  結合組織を構成する細胞
  コラーゲンの合成,分泌,会合
  臨床的意義:エーラス・ダンロス症候群
  弾性線維の合成,分泌,重合
  臨床的意義:マルファン症候群
  マクロファージ
  肥満細胞
  臨床的意義:肥満細胞とアレルギー過敏反応
  形質細胞
  細胞外マトリックス(ECM)
  細胞外マトリックス(ECM)の分解
  臨床的意義:腫瘍浸潤における分子生物学
  脂肪組織
  臨床的意義:肥満
  軟骨
  軟骨の成長(軟骨形成)
  軟骨の種類
  骨
  成熟骨の肉眼的構造
  成熟骨の顕微鏡的構造
  骨膜と骨内膜
  骨マトリックス
  骨を構成する細胞
  骨芽細胞と骨細胞
  臨床的意義:骨芽細胞から骨細胞への分化
  破骨細胞
  破骨細胞の分化
  臨床的意義:骨粗鬆症と骨軟化症
  コンセプト・マップ 結合組織
  基本的概念の整理 結合組織
 第5章 骨形成
  骨形成(骨発生,骨化)
  膜内骨化
  軟骨内骨化
  二次骨化中心と骨端成長板
  臨床的意義:骨端成長板と小人症
  軟骨内骨化帯
  骨幹の幅の成長
  骨リモデリング
  臨床的意義:遺伝性の骨変性疾患
  関節
  臨床的意義:関節リウマチ
  コンセプト・マップ 骨形成
  基本的概念の整理 骨形成
 第6章 血液と造血
  血液
  血漿
  血液の細胞性要素:赤血球(RBC)
  臨床的意義:細胞骨格とヘモグロビンの異常
  臨床的意義:胎児赤芽球症
  白血球
  顆粒球
  無顆粒球
  臨床的意義:白血球はホーミング機構により感染部位に移動する
  臨床的意義:白血球接着不全症
  臨床的意義:喘息における肥満細胞と好酸球の相互作用
  血小板
  臨床的意義:血小板減少症
  臨床的意義:止血と血液凝固カスケード
  造血
  造血細胞群
  臨床的意義:造血系の成長因子
  赤芽球系細胞
  白血球の発生
  顆粒球
  無顆粒球:リンパ球
  単球
  臨床的意義:コロニー刺激因子とインターロイキン
  血小板と巨核球
  臨床的意義:トロンボポエチン
  臨床的意義:幹細胞因子(c-kitリガンドとしても知られる)
  臨床的意義:トランスフェリンと鉄代謝産物
  コンセプト・マップ 血液と造血
  基本的概念の整理 血液と造血
 第7章 筋組織
  骨格筋
  骨格筋筋線維(筋細胞)の特徴
  筋原線維:サルコメア単位の繰り返し
  サルコメアの細いフィラメントと太いフィラメントの構成成分
  筋の収縮機序
  クレアチンリン酸:エネルギー源のバックアップ
  脱分極シグナルはT細管によって筋細胞内に伝えられる
  神経筋接合部:運動終板
  臨床的意義:神経筋伝達の異常
  カルシウムが筋の収縮をコントロールする
  臨床的意義:筋ジストロフィ
  臨床的意義:衛星細胞と筋の再生
  筋紡錘
  心筋
  臨床的意義:心筋細胞の細胞膜上の輸送タンパク質群
  臨床的意義:心筋梗塞
  平滑筋
  平滑筋の収縮機序
  コンセプト・マップ 筋組織
  基本的概念の整理 筋組織
 第8章 神経組織
  神経組織の概要
  神経系の発生
  ニューロン
  ニューロンの種類
  ニューロンや軸索の集合をさす用語
  シナプス終末とシナプス
  臨床的意義:狂犬病ウイルスの軸索輸送
  グリア:中枢神経内の「結合組織」
  星状膠細胞(アストロサイト)
  稀突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)とシュワン細
  胞:髄鞘形成
  髄鞘:タンパク質と脂質成分
  臨床的意義:脱髄疾患
  臨床的意義:神経変性疾患
  小膠細胞(ミクログリア)
  上衣
  脈絡叢
  脳脊髄液
  臨床的意義:脳と血管間の物質透過性の障壁
  末梢神経系
  末梢神経の構造
  臨床的意義:節性脱髄と軸索の再生
  感覚性神経節
  自律神経系
  神経組織学で用いられる手法
  コンセプト・マップ 神経組織
  基本的概念の整理 神経組織
 第9章 感覚器:視覚器と平衡聴覚器
  眼
  眼の発生
  眼球の外層
  強膜
  角膜
  中層:ブドウ膜
  眼球内の3つの部屋
  水晶体
  臨床的意義:白内障
  眼の調節機能
  内層:網膜
  臨床的意義:網膜剥離
  網膜の細胞層
  視細胞:杆体と錐体
  伝達ニューロン:双極細胞と神経節細胞
  連合ニューロン:水平細胞とアマクリン細胞(無軸索細胞)
  支持をする神経膠細胞:ミュラー細胞
  網膜の機能的に特殊化した部位
  眼瞼,結膜,涙腺
  臨床的意義:赤目
  耳
  外耳
  中耳
  内耳
  内耳の発生
  内耳の構造
  前庭器官
  半規管
  臨床的意義:メニエール病
  耳石器
  蝸牛
  音を感知するしくみ
  臨床的意義:聴覚障害
  コンセプト・マップ 感覚器:眼と耳
  基本的概念の整理 感覚器:眼と耳
第II部 生体防御系
 第10章 免疫・リンパ系
  免疫・リンパ系の構成
  自然免疫と獲得免疫
  獲得免疫の特性
  B細胞
  T細胞
  主要組織適合複合体とヒト白血球抗原
  T細胞受容体複合体
  CD4,CD8補助受容体
  MHC分子と獲得免疫応答
  胸腺内で分化するT細胞は特異的な細胞表面分子を発現する
  T細胞を介する免疫
  どのようにヘルパーT細胞は助けるのか
  細胞傷害性T細胞はどのようにして傷害するか
  調節性T細胞,サプレッサーT細胞,エフェクターT細胞
  臨床的意義:後天性免疫不全症候群
  臨床的意義:アレルギー
  補体系
  リンパ性器官
  リンパ節
  リンパ節の構造
  臨床的意義:リンパ節炎とリンパ腫
  胸腺
  胸腺の発生
  臨床的意義:ディジョージ症候群
  胸腺の構造
  脾臓
  脾臓の血管系
  白脾髄
  赤脾髄
  臨床的意義:鎌状赤血球症
  臨床的意義:養子細胞性免疫療法
  コンセプト・マップ 免疫・リンパ系
  基本的概念の整理 免疫・リンパ系
 第11章 外皮系
  皮膚の概観とその種類
  表皮
  臨床的意義:創傷治癒
  臨床的意義:乾癬
  ケラチノサイトの分化
  メラノサイト
  ランゲルハンス細胞(樹状細胞)
  メルケル細胞
  真皮
  血管系とリンパ系
  臨床的意義:血管系疾患
  感覚受容器
  皮下組織(浅在筋膜)
  皮膚付属器
  毛
  ケラチノサイトの幹細胞と毛包
  腺
  汗腺
  臨床的意義:汗腺と嚢胞性線維症
  指爪
  コンセプト・マップ 外皮系
  基本的概念の整理 外皮系
第III部 血液循環系
 第12章 心血管系
  心血管系の一般的特徴
  心臓
  心臓刺激伝導系
  心筋線維とプルキンエ線維の相違
  動脈
  大径の弾性型動脈は搬送血管である
  臨床的意義:大動脈瘤
  中径の筋型動脈は分配血管である
  細動脈は抵抗血管である
  毛細血管
  毛細血管は物質交換血管である
  毛細血管の3つの型:連続型,有窓型,不連続型
  静脈
  静脈は収容・貯留血管である
  リンパ管
  臨床的意義:浮腫
  特殊な毛細血管の配列:糸球体と門脈系
  内皮細胞を介しての血流調節
  臨床的意義:粥状硬化症
  脈管形成と血管新生
  臨床的意義:腫瘍の血管新生と兵糧攻め治療
  コンセプト・マップ 心血管系
  基本的概念の整理 心血管系
 第13章 呼吸器系
  呼吸器系の概観
  鼻腔と副鼻腔
  咽頭鼻部
  嗅上皮
  喉頭
  気管
  気管支樹の肺内区域
  肺小葉と肺細葉
  臨床的意義:肺気腫
  臨床的意義:喘息
  無線毛のクララ細胞
  臨床的意義:嚢胞性線維症
  肺の呼吸部
  肺胞は肺細葉の機能単位である
  II型肺胞細胞
  臨床的意義:急性呼吸促迫症候群
  胸膜
  臨床的意義:胸膜疾患
  コンセプト・マップ 呼吸器系
  基本的概念の整理 呼吸器系
 第14章 泌尿器系
  腎臓
  腎臓の血管系
  直血管
  腎葉と腎小葉の違い
  尿細管系はネフロンと集合管からなる
  腎小体
  腎小体:糸球体濾過関門
  臨床的意義:糸球体濾過不全
  臨床的意義:先天性ネフローゼ症候群
  メサンギウム
  臨床的意義:嚢胞性線維症
  糸球体傍装置
  近位曲尿細管:再吸収コンポーネント
  ヘンレのループ
  遠位曲尿細管
  集合管
  間質細胞
  尿の排泄路(尿路)
  水とNaCl吸収の制御
  レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系
  対向流増幅機序と交換機構
  臨床的意義:利尿薬の作用機序
  コンセプト・マップ 泌尿器系
  基本的概念の整理 泌尿器系
第IV部 消化器系
 第15章 上部消化管
  消化管の概要
  上部消化管:口,食道,胃
  口(口腔)
  舌
  歯
  歯の発生
  象牙芽細胞
  セメント質
  エナメル芽細胞
  消化管の一般構造
  消化管の微小血管系
  臨床的意義:胃の微小循環と胃潰瘍
  消化管の神経分布
  食道
  臨床的意義:嚥下と嚥下障害のメカニズム
  胃
  噴門部
  胃底腺の機能
  壁細胞による塩酸の分泌
  臨床的意義:ヘリコバクター・ピロリ感染
  胃腸内分泌細胞
  臨床的意義:ゾリンガー・エリソン症候群
  幽門腺
  胃の粘膜,粘膜下組織と筋層
  コンセプト・マップ 上部消化管
  基本的概念の整理 上部消化管
 第16章 下部消化管
  小腸
  腸管壁
  小腸の微小循環
  小腸の神経支配と運動性
  十二指腸,空腸および回腸の組織学的な相違
  絨毛とリーベルキューン陰窩
  吸収上皮細胞(腸細胞)
  杯細胞
  腸内分泌細胞
  小腸の保護
  腸のタイト結合バリア
  パイエル板
  臨床的意義:M細胞を粘膜ワクチンベクター(媒介物)の標的とする形質細胞と分泌型IgA2量体
  パネート細胞
  臨床的意義:炎症性腸疾患と腸管細菌叢
  臨床的意義:吸収不良症候群
  大腸
  臨床的意義:ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸)
  臨床的意義:家族性ポリポーシス遺伝子と結腸直腸の発がん性
  コンセプト・マップ 下部消化管
  基本的概念の整理 下部消化管
 第17章 消化腺
  消化腺の種類
  唾液腺の分岐導管系
  唾液は唾液腺の主な産物である
  耳下腺
  臨床的意義:おたふくかぜ(ムンプス,流行性耳下腺炎),狂犬病,腫瘍
  顎下腺
  舌下腺
  膵外分泌部
  臨床的意義:膵臓がん
  膵腺房の機能
  臨床的意義:急性膵炎と嚢胞性線維症
  肝臓
  肝小葉
  肝小葉の機能的みかた
  肝細胞
  ペルオキシソーム
  臨床的意義:肝臓蓄積症
  臨床的意義:アルコール中毒と脂肪肝(アルコール性脂肪肝炎)
  臨床的意義:類洞周囲細胞
  胆汁:分泌機構
  ビリルビンの代謝
  胆汁の組成
  臨床的意義:胆汁分泌を障害する病理的状態
  臨床的意義:高ビリルビン血症
  胆嚢
  コンセプト・マップ 消化腺
  基本的概念の整理 消化腺
第V部 内分泌系
 第18章 神経内分泌系
  視床下部-下垂体系の要点
  下垂体
  下垂体の発生学上の由来
  下垂体の血液供給路:視床下部-下垂体門脈系
  下垂体前葉(主部)の組織学
  酸好性細胞から分泌されるホルモン:成長ホルモンとプロラクチン
  成長ホルモン(GH)
  臨床的意義:巨人症(小児)と末端肥大症(成人)
  プロラクチン
  臨床的意義:高プロラクチン血症
  塩基好性細胞から分泌されるホルモン:性腺刺激ホルモン,甲状腺刺激ホルモン(TSH),副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
  性腺刺激ホルモン:卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)
  臨床的意義:不妊症
  甲状腺刺激ホルモン(TSH)
  臨床的意義:甲状腺機能低下症
  副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
  臨床的意義:クッシング病
  神経性下垂体
  臨床的意義:尿崩症
  松果体
  松果体の発生
  松果体の組織学
  松果体は「暗闇のホルモンhormone of darkness」であるメラトニンを分泌する
  日周性の体内時計
  臨床的意義:思春期早発症
  コンセプト・マップ 神経内分泌系
  基本的概念の整理 神経内分泌系
 第19章 内分泌系
  甲状腺
  甲状腺の発生
  甲状腺の組織学的構築
  甲状腺の機能
  臨床的意義:甲状腺機能亢進症(グレーブス病)と甲状腺機能低下症
  カルシウム調節
  上皮小体(副甲状腺)
  上皮小体の発生
  上皮小体の組織学的構築
  副甲状腺ホルモンの機能
  臨床的意義:副甲状腺機能亢進症,副甲状腺機能低下症,およびCaSR遺伝子変異
  C細胞(甲状腺傍濾胞細胞)
  臨床的意義:多発性内分泌腺腫症
  ビタミンD
  臨床的意義:くる病と骨軟化症
  副腎
  副腎の発生
  胎児の副腎皮質の機能
  副腎皮質の組織学的構築
  副腎髄質
  カテコールアミンの作用は,αおよびβ-アドレナリン受容体を介して発揮される副腎への血液供給路
  臨床的意義:副腎皮質の分泌異常
  臨床的意義:副腎髄質からのカテコールアミンの過剰
  分泌
  臨床的意義:先天性副腎皮質過形成
  膵内分泌部(膵島)
  膵臓の発生
  ランゲルハンス島(膵島)
  臨床的意義:ATP感受性K+チャネルとインスリン分泌
  臨床的意義:インスリンと糖尿病
  コンセプト・マップ 内分泌系
  基本的概念の整理 内分泌系
第VI部 生殖器系
 第20章 精子発生
  精巣
  精上皮
  セルトリ細胞
  精祖細胞
  精母細胞
  減数分裂
  精子細胞
  精子形成完了時に起こる現象
  精子の構造
  臨床的意義:精子発生に影響する病理的な条件
  温度
  停留精巣
  がん化学療法
  流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
  精索捻転症
  精索静脈瘤
  ライディッヒ細胞
  臨床的意義:ステロイド産生急性調節タンパク質
  男性生殖路のホルモン制御
  精子発生周期
  臨床的意義:エピジェネティックス・リプログラミング
  コンセプト・マップ 精子発生
  基本的概念の整理 精子発生
 第21章 精子輸送と成熟
  精巣の発生
  精巣決定因子が精巣の発達をコントロールする
  女性と男性の内性器発生におけるミュラー管抑制ホルモンとテストステロンの役割
  精巣下降
  臨床的意義:クラインフェルター症候群
  臨床的意義:アンドロジェン非感受性症候群(精巣性女性化症候群)
  臨床的意義:5α-還元酵素欠損症
  精子成熟の経路
  付属生殖腺
  精嚢
  前立腺
  臨床的意義:良性前立腺肥大症と前立腺がん
  男性と女性の尿道
  尿道球腺
  陰茎
  臨床的意義:勃起障害
  コンセプト・マップ 精子輸送と成熟
  基本的概念の整理 精子輸送と成熟
 第22章 卵胞の発達と月経周期
  女性生殖管の発達
  卵巣の分化
  女性生殖管の分化
  外性器の分化
  臨床的意義:女性生殖管の発達異常
  臨床的意義:卵巣の発達異常-ターナー症候群
  卵巣
  卵巣周期
  卵胞形成中の一次卵母細胞と顆粒層細胞の物質交換
  卵胞閉鎖あるいは変性
  排卵期
  黄体期:黄体
  排卵のホルモン調節と黄体
  卵管
  子宮
  子宮内膜の血管新生と月経
  臨床的意義:子宮内膜症
  子宮頸部
  臨床的意義:子宮頸部上皮内腫瘍とヒトパピローマウイルス(HPV)感染
  腟
  臨床的意義:診断細胞病理学
  恥丘,大陰唇と小陰唇
  尿道と腺(尿道傍腺とバルトリン腺)
  コンセプト・マップ 卵胞の発達と月経周期
  基本的概念の整理 卵胞の発達と月経周期
 第23章 受精・着床・乳汁分泌
  受精
  受精過程の透明帯
  胎盤形成
  胚盤胞の着床
  栄養膜の分化
  着床中の脱落膜細胞の役割
  一次絨毛,二次絨毛および三次絨毛の形成
  胎盤の組織学的特徴
  母体成分と胎児成分
  胎盤血循環
  絨毛膜絨毛の構造
  臨床的意義:胎盤の異常
  異所性妊娠
  前置胎盤(妊娠後半期)
  胎盤剥離(妊娠後半期)
  子宮弛緩症
  癒着胎盤
  臨床的意義:妊娠性絨毛性疾患(栄養胚芽性疾患)
  臨床的意義:胎盤の機能
  ガス交換
  母親免疫グロブリンの輸送
  Rh(D抗原)同種免疫反応
  ステロイドホルモン産生:胎児-胎盤単位
  タンパク質ホルモンの産生:黄体-胎盤移行
  イオンとグルコースの盛んな輸送
  胎児性アルコール症候群
  感染病原体
  乳汁分泌
  乳腺
  乳腺の発達
  授乳中の吸乳
  臨床的意義:アンドロジェン非感受性症候群
  臨床的意義:良性乳腺疾患と乳がん
  コンセプト・マップ 受精,着床,乳汁分泌
  基本的概念の整理 受精,着床,乳汁分泌
索引

ISBN:9784524269716
出版社:南江堂
判型:A4変
ページ数:718ページ
定価:8500円(本体)
発行年月日:2015年11月
発売日:2015年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MB