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アメリカ文学と大統領 文学史と文化史

監:巽孝之

紙版

内容紹介

1789年4月、ジョージ・ワシントンが大統領就任演説を行って以降、アメリカの歴史は常に大統領とともにあった。行政府の長であり、米軍の最高司令官である彼らは、同時に国を表すアイコンであり、アメリカ的想像力の源でもあった。時代ごとの大統領が書き残してきた日記や手記、演説原稿、手紙や政治的文書の一群は、アメリカン・ナラティヴの系譜と不可分である。大統領をも文学者とみなし、大統領の歴史と文学思想史のスリリングな共犯関係を追い続けてきた巽孝之教授の薫陶を受けた26名の研究者が参集し、まったく新しいアメリカ文学史のかたちを切り拓く。

著者略歴

監:巽孝之
1955年東京生まれ。アメリカ文学および文学史の研究者であり、SF批評家でもある。慶應大学名誉教授。
1978年上智大学文学部英文学科卒業。1982年に慶應義塾大学法学部英語助手に着任。1984年にフルブライト奨学生として渡米し、コーネル大学大学院にてジョナサン・カラーに師事。1987年8月同大学院博士課程修了(Ph.D.)。帰国後1989年に慶應義塾大学文学部へ助教授として移籍し、1998年より教授。米国文学および現代批評理論専攻。
主な著作は、『E・A・ポウを読む』(岩波書店)、『アメリカ文学史—駆動する物語の時空間』(慶應義塾大学出版会)、『反知性の帝国  アメリカ・文学・精神史』(編著 南雲堂)など多数。

ISBN:9784523293330
出版社:南雲堂
判型:A5
ページ数:530ページ
定価:5800円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB