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横幹〈知の統合〉シリーズ

〈知の統合〉は何を解決するのか

モノとコトのダイナミズム

編:横幹〈知の統合〉シリーズ編集委員会

紙版

内容紹介

「モノつくり」社会を脱して、システム構築に基づいた「コトつくり」を志向する道筋は、〈知の統合〉によって導かれるものである。この視点を各分野から読み解く。

目次

第1章 人工物観
 1. 人工物という概念に到達するまで
 2. 物理学と機能学
 3. 自然観と人工物観
 4. 人工物観の変遷
 5. 持続のための人工物―人工物観の復権
 6. 横断型基幹科学技術の意義
第2章 コトつくりからシステム統合へ
 1. はじめに―「コトつくり」の由来
 2. 「融合」と「統合」ブーム
 3. システム構築としての知の統合
 4. 「もの」と「コト」を統合するシステム統合
 5. 日本の問題
 6. おわりに-システム産業の創出を
第3章 コトを測る
 1. はじめに
 2. コトを測る―情報量と情報エントロピー
 3. コトの戦略―情報理論的アプローチ
 4. おわりに
第4章 マネジメントとコトつくりの科学技術
 1. マネジメントとマネジメント技術
 2. コトつくりの科学としての横断型基幹科学技術
 3. マネジメント技術とコトつくりの科学
第5章 学際・国際・業際
 1. はじめに
 2. Future EarthとSATREPS,二つのプログラムの開始
 3. 地球規模での環境問題の俯瞰
 4. ”際”を越える知の展開
 5. 研究行為のサイクルによる社会的課題の解決
第6章 サービスイノベーション―システム科学技術からのアプローチ
 1. サービスイノベーションは生産性向上だけではない
 2. 大規模複雑な人工物の構築を可能にするシステムズエンジニアリング
 3. サービスイノベーションのためのシステムズエンジニアリング
第7章 日本のものづくりとそのメタ・システム化―ガラパゴス化を超える新たなパラダイム
 1. はじめに
 2. 日本におけるケータイの進化とガラケー化―何が問題なのか
 3. 西陣織とコンピュータ
 4. 日本的システム・モデル再考―〈モノ〉の思想と社会性
 5. 二つのシステム・モデルの未来―メタ・システム化は可能か
 6.おわりに
あとがき

参考文献
索引
編著者紹介

ISBN:9784501629502
出版社:東京電機大学出版局
判型:A5
ページ数:136ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TBC