出版社を探す

たのしくできるC&PIC制御実験

著:鈴木 美朗志

紙版

内容紹介

人気のマイコンPICの制御実験をC言語で解説

 PICは組込みマイコンとして家電製品や産業機器,通信機器等あらゆる分野で活用されており,特にPIC16F84AやPIC16F873は何度でも簡単に書き換えできるため人気がある。本書では,現在主流となっているC言語によるPIC制御実験を解説する.C言語によるマイコン制御は,マイコンの機種依存性が少なく,ビット処理などの記述が可能で制御用に適している.センサ回路を利用したACモータ,7セグメント表示器,自走三輪車,ディジタル温度計などの製作・実験を通して,回路の仕組みや動作原理,プログラムについて学ぶ.

目次

1.PIC基本回路

1.1 PIC16F84A
  1.1.1 PICとは
  1.1.2 PIC16F84Aの外観と各ピンの機能
  1.1.3 PIC16F84Aの特徴
1.2 救急警報回路
1.3 LEDの点灯回路
  1.3.1 LEDの点灯移動回路
  1.3.2 配列を利用したLEDの点灯移動

2.ステッピングモータの正転・逆転・位置決め制御
2.1 ステッピングモータ駆動一軸制御装置
2.2 押しボタンスイッチによるテーブルの左移動と右移動
2.3 リミットスイッチを利用したテーブルの往復移動
2.4 一軸制御装置の原点復帰と定位置自動移動

3.センサ回路を利用した実用装置
3.1 超音波センサと衝撃センサによる防犯装置
  3.1.1 超音波送信・受信回路
  3.1.2 衝撃検知回路
  3.1.3 防犯装置のプログラム
3.2 ヒステリシスON/OFF温度制御

4.単相誘導モータの正転・逆転制御
4.1 単相誘導モータの正転・逆転回路
4.2 単相誘導モータの正転・逆転回路のプログラム

5.ベルトコンベヤを利用した各種の制御
5.1 ベルトコンベヤ
5.2 ドッグとリミットスイッチ
5.3 パルス発生器
5.4 超音波発信回路
5.5 ベルトコンベヤ(単相誘導モータ)と正転・逆転回路基盤との接続
5.6 ベルトコンベヤの寸動運転
5.7 ベルトコンベヤの繰返し運転制御
5.8 ベルトコンベヤの一時停止制御
5.9 ベルトコンベヤの回転回数制御
5.10 ベルトコンベヤの簡易位置決め制御
5.11 自動ドア
5.12 シャッタの開閉制御

6.割込み実験
6.1 LEDの点灯回路による外部割込み実験
  6.1.1 LEDの点滅制御
  6.1.2 10個のLEDの右点灯移動
  6.1.3 LEDの点灯移動と点滅制御をモデルにした外部割込み実験
6.2 タイマ割込み実験
  6.2.1 タイマ0の内部構成
  6.2.2 LEDの点滅制御
  6.2.3 DCモータの速度制御

7.7セグメント表示器の点灯制御
7.1 ダイナミック点灯制御
7.2 3桁加算カウンタ
7.3 3桁減算カウンタ

8.自走三輪車
8.1 自走三輪車の構造
8.2 自走三輪車の制御回路
8.3 自走三輪車のプログラム

9.PIC16F873を使用した制御実験
9.1 ディジタル温度計
  9.1.1 PIC16F873
  9.1.2 ディジタル温度計の制御回路
  9.1.3 ディジタル温度計のプログラム
9.2 DCモータの正転・逆転・ブレーキ・速度制御

10.CCS社−CコンパイラとPICライタ
10.1 CCS社−Cコンパイラの概要
10.2 MPLABとPCMのインストール
10.3 projectフォルダの作成
10.4 MPLABのショートカットアイコンの作成
10.5 開発モード
10.6 MPLABとPCMの統合した使い方
  10.6.1 言語ツールの設定
  10.6.2 ソースファイルの作成
  10.6.3 プロジェクトファイルの作成
  10.6.4 コンパイル
10.7 PICライタによるプログラムの書込み
  10.7.1 PICライタ
  10.7.2 プログラムの書込み
  10.7.3 プログラミング済みPICからのデータリード

参考文献
索 引

ISBN:9784501535902
出版社:東京電機大学出版局
判型:A5
ページ数:216ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2003年02月
発売日:2003年02月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UY