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研究開発を変える

著:木村 壽男

紙版

内容紹介

日本企業の財務体質はおおむね良好であるが、長期的にわたって低成長が続いている。特に科学技術面での世界的地位の低下が危惧され、日本の世界における論文数シェアは低下傾向にある。また個別企業に目を移しても、米国企業の「GAFA」や中国の華為技術(ファーウェイ)などが研究開発予算を大幅に増やすなか、日本企業では研究開発の『生産性』を重視し、研究開発予算が増えていない現状がある。そうした現状において、日本企業の研究開発部門の取り巻く環境や課題、そして問題解決法を示したもの。

目次

第1章 研究開発は変わる必要があるのか
 1 研究開発をみる4つの視点
 2 研究開発は信頼されているか
 3 研究開発のあり方を変える
 4 研究開発が目指すもの

第2章 研究開発を診断する
 1 研究開発の「生産性」を診断する
 2 研究開発の「活力」を診断する
 3 研究開発の変革方法を定める

第Ⅰ部 研究開発戦略を変える

第3章 成長戦略を構想する
 1 今、求められる成長戦略とは
 2 成長戦略をつくる

第4章 研究開発戦略を具体化する
 1 研究開発戦略のあり方と策定ポイント
 2 研究開発戦略を具体化していく

第Ⅱ部 イノベーションを組織的に実践する

第5章 組織的な新製品・新事業テーマの創造
 1 イノベーションによる企業成長が求められている
 2 組織的なテーマ創造とは
 3 組織的なテーマ創造を進める

第6章 R&Dマーケティングの実践
 1 R&Dマーケティングとは
 2 R&Dマーケティングに求められるもの
 3 R&Dマーケティングの組織的展開

第7章 オープンイノベーションの本格展開
 1 なぜ、今、オープンイノベーションなのか
 2 オープンイノベーションの進展と本格化
 3 オープンイノベーションの類型
 4 オープンイノベーションの得失と基本課題
 5 産学連携の効果的な活用

第Ⅲ部 イノベーションを生み出す組織基盤づくり

第8章 全社技術戦略の中枢機能となる
 1 技術戦略を取り巻く環境
 2 今、求められる技術戦略のコンセプト
 3 技術戦略の検討プロセス

第9章 R&Dテーマのマネジメントを充実させる
 1 R&Dテーマ評価システムの再構築
 2 R&Dテーマ推進マネジメントの高度化による成功確率の向上
 3 知財マネジメントによる事業化成功確率の向上

第10章 研究人材マネジメントの革新
 1 研究人材マネジメントの難しさ
 2 研究人材マネジメント革新のポイント
 3 事業創造リーダーの具体的育成方法
 4 研究人材全体の体系的なR&Dマネジメント能力強化

第11章 革新的組織風土づくり
 1 イノベーションには革新的組織風土が不可欠
 2 革新的な組織風土づくりの阻害要因
 3 革新的組織風土づくりの7つの成功要因

ISBN:9784496054464
出版社:同友館
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2020年01月
発売日:2020年01月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF