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近代会計史入門

第2版

著:中野常男
著:清水泰洋

紙版

内容紹介

「会計」という人間の営む行為そのもののアイデンティティを、13世紀~20世紀初頭に至るまでの時間軸に沿って再確認。財務諸表の歴史にかかわる章を追加し、さらに充実!

目次

 序 章 「会計」の起源と複式簿記の誕生
第Ⅰ部 簿記の時代-複式簿記の伝播と近代化-
 第1章 フランスの簿記事情と会計規定の成立・展開
     -イタリア式簿記の導入以前からナポレオン商法まで-
 第2章 ドイツ式簿記とイタリア式簿記
     -フッガー家の会計制度と16~19世紀のドイツ簿記書-
 第3章 ネーデルラント会計史の現代的意義
     -ステヴィンの「簿記論」とオランダ東インド会社-
 第4章 15~19世紀イギリスの簿記事情
     -複式簿記の伝播とその漸次的普及-
 第5章 アメリカへの複式簿記の移入と簿記理論の体系化
     -理論的教示、そして会計学への展開-
 第6章 和式帳合と複式簿記の輸入
     -江戸時代から明治時代にかけて-
第Ⅱ部 簿記から会計へ
    -株式会社と近代会計の形成-
 第7章 株式会社会計の起源
     -イギリス東インド会社と南海会社-
 第8章 株式会社制度確立期の財務報告実務
     -19世紀イギリスにおける鉄道会社の会計実務-
 第9章 株式会社と管理会計の生成
     -鉄道業から製造業へ-
第10章 株式会社と会計専門職業
     -19世紀イギリスにおける会社法制の整備と会計専門職業の発展-
第11章 政府・自治体と公会計
     -アメリカ公会計の起源と特徴-
第12章 近代的財務諸表の発展
     -誘導法に基づく貸借対照表と損益計算書の出現と展開-
第13章 会計理論の生成と展開
     -世紀転換期から1920年代のアメリカにおける学説史的展開-
結  章 現代会計へのプロローグ

著者略歴

著:中野常男
神戸大学名誉教授
著:清水泰洋
神戸大学経営学部教授

ISBN:9784495200923
出版社:同文舘出版
判型:A5
ページ数:360ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ