おかあさんとみる性の本
ふたりのはなし
著:山本 直英
絵:和歌山 静子
紙版
内容紹介
むかし神様がはじめてつくった人間は、女と男が背中あわせでくっついた姿をしていて、アンドロギュノスと呼ばれていました。
4本の足でドタバタ走り回り、4本の手でいたずらし、二つの口でうるさくしゃべるアンドロギュノスを神様は注意しますが、ちっとも静かになりません。怒った神様は、アンドロギュノスを背中で切り離して、それぞれひとりぼっちの女と男に変えてしまいます。
女と男は、それぞれかつて自分と一緒だった人に会いたいと、相手をさがすようになりますが……。
古代ギリシャの哲学者プラトンが描いた『饗宴』を原典に、女の人と男の人がどうして一緒に暮らすようになったのか、どうしてお互いを大切に思うのか、愛とロマンをこめた寓話として描いた絵本。
同じシリーズの、出産・性交などの科学的な知識とともに、受け継いだ自分の命のかけがえのなさを描いた『ぼくのはなし』、プライベートゾーンや自分の体と心を守ることの大切さを描いた『わたしのはなし』もぜひあわせてお読み下さい。
ISBN:9784494001538
。出版社:童心社
。判型:B5変
。ページ数:33ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:1992年01月
。発売日:1992年01月01日。