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数学嫌いな人のための数学(新装版)

著:小室 直樹

紙版

内容紹介

数学の本質は論理である! 伝説の学者・小室直樹氏のベストセラー『数学嫌いな人のための数学』を20年ぶりに復刊。数学へ苦手意識を持つ読者に向けて、数学の歴史的説明から、アリストテレスの形式論理学のエッセンス、方程式と恒等式の判別、日本の曖昧な法律の論理から、数学からつながる資本主義と経済学の基本まで、古今東西のエピソードを独特の語り口で講義する。

目次

第1章 数学の論理の源泉:古代宗教から生まれた数学の論理
第2章 数学は何のために学ぶのか:論理とは神への論争の技術なり
第3章 数学と近代資本主義:数学の論理から資本主義は育った
第4章 証明の技術:背理法・帰納法・必要十分条件・対偶の徹底解明
第5章 数学と経済学:経済理論を貫く数学の論理

著者略歴

著:小室 直樹
小室 直樹(コムロ ナオキ)
社会学者
1932年東京都生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院にて研究生活を送る。1967年より東京大学でボランティアの自主ゼミとして、経済学、社会学、政治学、法律学、数学など学問を超えて教授し、多くの研究者を育成する。その後、社会科学の該博な知識をもとに、現実社会の分析・評論を行い、数多くの著作を発表した。2010年9月逝去。主な著書に『危機の構造』(ダイヤモンド社)、『ソビエト帝国の崩壊』(光文社)、『「天皇」の原理』(文藝春秋)、『日本国民に告ぐ』(ワック)、『日本人のための宗教原論』(徳間書店)、『日本人のための憲法原論』(集英社インターナショナル)、『小室直樹 日本人のための経済原論』『論理の方法』(以上、東洋経済新報社)などがある。

ISBN:9784492047521
出版社:東洋経済新報社
判型:4-6
ページ数:308ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PB