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教育社会学の20人

編:日本教育社会学会
他著:加野 芳正
他著:吉田 文

紙版

内容紹介

戦後発足した「教育社会学」という学問領域。
その源流をつくり、発展を支えてきた20人の研究者たちへのインタビューから立ち上ってくるのは、戦後教育社会学がどのように発展し、継承され、そしてどのような研究の系譜が現在につながっているのか、その生の声である。
当時明かされることのなかった新しい事実や、意外な関係、同時代の研究者への評価、権力・差別との闘い・・・・・・各分野を代表する研究者達の歩み、そしてリアルな姿が、行間から見えてくる。

目次

序論 70周年事業とオーラル・ヒストリーでたどる教育社会学の展開

第1章 日本の研究拠点:東京大学
 01 天野郁夫 研究拠点構築の担い手
 02 藤田英典 教育現実にセンシティブに迫る

第2章 自由な学風のなかで:京都大学
 03 柴野昌山 「新しい」教育社会学の確立をめざす
 04 竹内 洋 教育の歴史社会学

第3章 女性研究者のパイオニア:男女平等への闘い
 05 神田道子 女性研究者の草分け
 06 関口礼子 留学と国際的研究の先駆け

第4章 高師・文理大の伝統を超えて:筑波大学と広島大学
 07 深谷昌志 子ども調査の50年
 08 門脇厚司 「社会力」をキーワードに
 09 原田 彰 デュルケーム、同和教育
 10 有本 章 アカデミック・プロフェッションの研究

第5章 新たな研究拠点の構築:名古屋大学と大阪大学
 11 潮木守一 多様なフロンティアの開拓
 12 菊池城司 ゲリラ戦法をめざす教育社会学

第6章 越境する教育研究:教育行財政学・社会工学
 13 市川昭午 政策志向の教育社会学
 14 矢野眞和 政策科学への道

第7章 研究と教育実践のはざまで:教員養成学部
 15 新井郁男 学校と教師の研究
 16 柳 治男 ウェーバーからみた学校像
 17 木原孝博 生徒指導と道徳教育
 18 生田孝至 調査研究の草分け、ICU

源流 第一世代の経験:二人の名誉会員から
 19 清水義弘 教育社会学の開拓者
 20 新堀通也 教育学から教育社会学

 資料

ISBN:9784491035833
出版社:東洋館出版社
判型:A5
ページ数:292ページ
定価:3700円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA