徳川日本の個性を考える
著:ピーター・ノスコ
訳:大野 ロベルト
紙版
内容紹介
すでに常識として定着した感のある、近世から現代にかけての日本社会に対する見方を覆す刺激的な1冊であり、19世紀の後半に、なぜ日本はあそこまで素早く近代化することができたのか、という問い対して有益な視座を提供する。
目次
日本語版のためのまえがき
第1章 序論――「我を思う」ための文脈づくり
第2章 アイデンティティと志向性
第3章 自己利益、反抗、公共圏
第4章 信仰と宗教実践における秘密とプライバシー
第5章 修身、サロン文化、私塾
第6章 福利と幸福の追求
第7章 価値観
第8章 結論――近世日本の個性
あとがき――現代日本における個性への反発
謝辞/参考文献/人名索引/事項索引