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徳川日本の個性を考える

著:ピーター・ノスコ
訳:大野 ロベルト

紙版

内容紹介

すでに常識として定着した感のある、近世から現代にかけての日本社会に対する見方を覆す刺激的な1冊であり、19世紀の後半に、なぜ日本はあそこまで素早く近代化することができたのか、という問い対して有益な視座を提供する。

目次

日本語版のためのまえがき
第1章 序論――「我を思う」ための文脈づくり
第2章 アイデンティティと志向性
第3章 自己利益、反抗、公共圏
第4章 信仰と宗教実践における秘密とプライバシー
第5章 修身、サロン文化、私塾
第6章 福利と幸福の追求
第7章 価値観    
第8章 結論――近世日本の個性
あとがき――現代日本における個性への反発
謝辞/参考文献/人名索引/事項索引

著者略歴

著:ピーター・ノスコ
1950年生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学教授。専攻は日本思想史。 著書(邦訳)に『江戸社会と国学――原郷への回帰』(ぺりかん社、1999年)、編著に『江戸のなかの日本、日本のなかの江戸―――価値観・アイデンティティ・平等の視点から』(柏書房、2016年)など。
訳:大野 ロベルト
1983年生まれ。日本社会事業大学専任講師。専攻は日本古典文学、比較文化。 訳書に『リリアン卿――黒弥撒』(国書刊行会、2016年)、『江戸のなかの日本、日本のなかの江戸―――価値観・アイデンティティ・平等の視点から』(柏書房、2016年)など。

ISBN:9784490209877
出版社:東京堂出版
判型:A5
ページ数:328ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ