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創元推理文庫

魔女の冬

冬の王3

著:キャサリン・アーデン
訳:金原 瑞人
訳:野沢 佳織

紙版

内容紹介

人間も精霊もない、すべてのための戦いだ
タタール人との決戦が迫るなか
ワーシャは冬の王と混沌の精霊と共に戦場へ
少女の成長と闘いを描く三部作完結!

モスクワを火事から救ったワーシャだったが、彼女を火事を起こした魔女と糾弾する民衆に捕らえられてしまう。火あぶり寸前のワーシャの命を救ったのは、かつて縛ったはずの混沌の精霊、熊(メドベード)だった。だがワーシャは熊との共闘を拒み、力を使い果たした冬の王が囚われている真夜中の国へ向かう……。人間と精霊の架け橋となり故国を守ろうとする少女の運命を描く、感動の三部作完結。訳者あとがき=金原瑞人・野沢佳織 

著者略歴

著:キャサリン・アーデン
米国テキサス州生まれ。ヴァーモント州のミドルベリー大学でフランス語とロシア語を学ぶ。在学中、断続的に2年をモスクワで過ごした。大学卒業後、ハワイの農場で働いているときに書き始めたのが『熊と小夜鳴鳥(サヨナキドリ)』〈冬の王1〉で、紆余曲折を経て2017年に刊行され、2018年ローカス賞の第一長編部門の最終候補となり20カ国以上で出版される。〈冬の王〉3部作は2巻目『塔の少女』が2018年、3巻目The Winter of the Witchが2019年に刊行され、2020年ヒューゴー賞シリーズ部門にノミネートされた。
訳:金原 瑞人
1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書にディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』、ブロック〈ウィーツィ・バット・ブックス〉全5巻プライス『500年のトンネル』(以上東京創元社)、ストラウド『バーティミアス』(理論社)、クラッチャー『アイアンマン』(ポプラ社)、ローズ『ティモレオン』(中央公論文庫)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、アランハフト『ラスト・ドッグ』(ほるぷ出版)、ウェストール『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』(牧野出版)、編著書に『12歳からの読書案内』などがある。

ISBN:9784488599065
出版社:東京創元社
判型:文庫
ページ数:576ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB