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グッゲンハイムの謎

著:ロビン・スティーヴンス
企画・原案:シヴォーン・ダウド
訳:越前 敏弥

紙版

内容紹介

謎解きのおもしろさに夢中になれる
『ロンドン・アイの謎』続編!
誰が美術館から名画を盗んだのか?
12歳の少年テッドの推理が冴える!

夏休みを迎えた12歳のテッドは、母と姉といっしょに、グロリアおばさんといとこのサリムが住むニューヨークを訪れた。おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員で、休館日に特別に入館させてくれた。ところが改装中の館内を見学していると、突然、何かのきついにおいと、白くて濃い煙が。火事だ! テッドたちは、大急ぎで美術館の外に避難した。だが火事は見せかけで、館内の全員が外に出た隙に、カンディンスキーの名画〈黒い正方形のなかに〉が盗まれていたのだ。しかも、おばさんが犯人だと疑われて逮捕されてしまう。なんとしても絵を取りもどして、おばさんの無実を証明しなければ。「ほかの人とはちがう」不思議な頭脳を持つテッドは、絵の行方と真犯人を探すため謎解きに挑む。『ロンドン・アイの謎』につづく爽快なミステリ長編!

著者略歴

著:ロビン・スティーヴンス
1988年アメリカ生まれ。3歳からイギリスで育つ。2014年のデビュー作『お嬢さま学校にはふさわしくない死体』が好評を博してシリーズ化された。『貴族屋敷の嘘つきなお茶会』『オリエント急行はお嬢さまの出番』が翻訳刊行されている。2015年にシヴォーン・ダウド基金から『ロンドン・アイの謎』の続編執筆を依頼され、2017年に『グッゲンハイムの謎』として刊行。
企画・原案:シヴォーン・ダウド
1960年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、国際ペンクラブに所属し、作家たちの人権擁護活動に長く携わった。2006年、A Swift Pure Cryで作家デビューし、ブランフォード・ボウズ賞とエリーシュ・ディロン賞を受賞した。2007年に『ロンドン・アイの謎』を発表したが、わずか2か月後の8月、乳癌のため47歳で逝去。この作品はビスト最優秀児童図書賞(現・KPMGアイルランド児童図書賞)を受賞した。死後に『ボグ・チャイルド』が発表され、2009年のカーネギー賞を受賞している。遺された構想をもとにパトリック・ネスが執筆した『怪物はささやく』も、2012年にカーネギー賞を受賞した。

ISBN:9784488011208
出版社:東京創元社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB