堆塵館
アイアマンガー三部作 1
著:エドワード・ケアリー
訳:古屋 美登里
紙版
内容紹介
十九世紀後半、ロンドンの外れに巨大なごみ捨て場があった。幾重にも重なる山のその中心には『堆塵館』という、ロンドンの不用なごみの寄せ集めでできた巨大な屋敷があり、ごみから財を築いたアイアマンガー一族が住んでいた。一族の者は、生まれると必ず「誕生の品」を与えられ、その品を一生涯肌身離さず持っていなければならなかった。十五歳のクロッド・アイアマンガーは誕生の品の声を聞くことができる一風変わった少年だった。
一方、十六歳の孤児のルーシー・ペナントは、召使いとして堆塵館に入り、館の風変わりな伝統と習慣を教えられ、暖炉掃除係として働くことになる。そしてある夜クロッドと出会ったことで、一族の運命が大きく変わっていく……。
『望楼館追想』から十五年、物への偏愛の著しいエドワード・ケアリーが満を持して送る超大作。
ISBN:9784488010553
。出版社:東京創元社
。判型:4-6
。ページ数:432ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2016年09月
。発売日:2016年09月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。