堺屋太一著作集 6 峠の群像 上
著:堺屋 太一
紙版
内容紹介
著者自選による決定版著作集、瞠目の第6弾!
幕府開府から約100年を経た元禄時代。
華やかな貨幣経済が、社会をかえようとしていた。
武士や農民は疲弊し、大商人が勃興する。
赤穂では、藩財政の再建のため塩業改革に乗り出すが、
これが三州吉良の塩と競合し、「事件」の導火線となる。
経済の視座によって、徳川時代が上り坂の頂上に至った「峠の時代」を描き出す歴史巨篇。