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失敗しない謝り方

著:大淵 憲一

紙版

内容紹介

謝るつもりで、相手を怒らせていませんか?
――心理学者が教える「謝罪」の極意――

「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ありません」……
あなたも毎日、一度は必ず謝っていませんか?
一方で、なかなか謝ろうとしない人や、謝っても許してくれない人もいます。
正しい謝り方とは何か、どう謝れば許してもらいやすいのか。
「謝罪」「弁解」「正当化」「否認」という「釈明」の4パターンを理解し、
「謝り上手・謝られ上手」を目指しましょう。

「謝罪」とは自らの非を認めることであり、それによって信頼が低下するおそれもある。それにもかかわらず、人が(特に日本人が)頻繁に謝罪するのは、謝罪には、状況を逆転させるというアクロバティックな効果があるからだ。しかし、謝罪が有利にはたらくと期待していることが相手に気付かれれば、その効用はなくなってしまう。つまり、謝罪は、戦略的でありながら、非戦略的と思われることが大切という高度なコミュニケーションなのである。

著者略歴

著:大淵 憲一
1950年秋田県生まれ。東北大学大学院文学研究科教授。専門は社会心理学。特に人間の攻撃性と紛争解決の心理的解析を行う。著書に『謝罪の研究 釈明の心理とはたらき』(東北大学出版会)、『思春期のこころ』(ちくまプリマー新書)、『満たされない自己愛 現代人の心理と対人葛藤』(ちくま新書)、『新版 人を傷つける心 攻撃性の社会心理学』『紛争と葛藤の心理学 人はなぜ争い、どう和解するのか』(ともにサイエンス社)などがある。

ISBN:9784484152097
出版社:CCCメディアハウス
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2015年05月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB