出版社を探す

在日中国人33人のそれでも私たちが日本を好きな理由

著:趙 海成
訳:小林 さゆり

紙版

内容紹介

大学教授から画家、ジャーナリスト、自治体職員、医師、
保育園や不動産会社の経営者、不法滞在の料理人まで。

日本に住む中国人は、約70万人――。
過去最悪ともいわれる日中関係のなか、
彼らはどう生き、何を思うのか。

中国人著者が聞き出す本音の日本論!

反日デモ、サンゴ密漁、そして新刊「反中・嫌中本」……。
関係悪化のムードが蔓延する一方で、
日本で学び、働き、暮らしている中国人が大勢いる。

しかし私たちは、すぐ隣にいる彼らのことを、
一体どれほど知っているだろうか。

日本への思い、故国への思い、狭間に生きる葛藤。
在日中国人たちのライフストーリーから、見えてくる世界がある。

著者略歴

著:趙 海成
1955 年、中国・北京出身。82 年に北京対外貿易学院(現在の対外経済貿易大学)日本語学科を卒業。85年に来日し、日本大学芸術学部でテレビを専攻。88年には初の在日中国人向け中国語新聞『留学生新聞』の創刊に携わり、初代編集長を10年間務める。95 年、10 カ国の在日外国人向け外国語媒体を束ねる「外国人情報誌連合会」代表に就任。99年、中国情報を発信する日本の衛星放送事業者、大富(CCTV 大富)の宣伝部長に。また同じく99 年には、外国人にかかわる諸問題について都知事に意見を述べる「外国人都民会議委員」に東京都より選出される。2000 年、日中合作ドキュメンタリー『シルクロード』の制作に参加。2002 年に中国に帰国し、以後は日中を行き来しながらフリーのライター/カメラマンとして活躍している。

訳:小林 さゆり
フリーランスライター、翻訳者。長野県生まれ。2000 年から5 年間、中国・北京の『人民中国』雑誌社に勤めたのち、フリーランスに。北京に約13年間滞在し、2013年に帰国。中国の社会・文化事情などについて日本の各種メディアに執筆している。訳書に『これが日本人だ!』(バジリコ)、著書に『物語北京』(中国・五洲伝播出版社、日中英3 カ国語版)、共編書に『在中日本人108 人の それでも私たちが中国に住む理由』(CCC メディアハウス)がある。

ISBN:9784484152042
出版社:CCCメディアハウス
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC