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居酒屋甲子園の奇跡

この若者たちはなぜ元気なのか

著:桑原 才介

紙版

内容紹介

人を、組織を、業界を、地域を強くする。彼らの影響力の源はどこにあるのか?居酒屋日本一を決めよう!──大嶋啓介、赤塚元気、深見浩一、上山弘朗。13年前、この4人の若き居酒屋店主から始まった呼びかけは、いまや全国から1700店を超える繁盛店が予選を繰り広げ、全国大会は毎年、全国から5000名の観客を集める一大イベントとなった。ライバル店同士が店づくりのノウハウを明かして競い合う。なぜそんな必要があるのか? 何の得になるのか?いったい誰が集まるのか……。無謀だ無茶だ、と誰もが思った。しかしこの「居酒屋甲子園」にかかわる人も組織も活性化し、街や地域までも元気にしつつある。「居酒屋から日本を元気に──」という旗印は、いまや現実のものになりつつある。そればかりではない。介護、旅館、エステ、建設職人、パチンコ等々、他業界にも「甲子園」は波及し、海外にまで拡がっている。もはや一種の社会現象と言ってもよいかもしれない。なぜ「居酒屋甲子園」はこれほどまでに人を魅了するのか。ここには、人の育て方、組織の作り方、業界や地域の活性化まであらゆるヒントが詰まっている。まさにこれは「新しいビジネスのあり方」なのだ。時代に即応し、しなやかに進化と成長を続ける『居酒屋甲子園」の奇跡の全貌に迫る。

目次

①居酒屋甲子園の誕生  それは一人の想いから始まった  4人組による構想  構想の具体化–  第1回本大会開催へ②10年後を見据えた改革  拡大路線に舵を切る大会  清水香里の挑戦–  二人の助っ人  軌道修正された第3回大会  2代目理事長・高橋英樹の利他精神③成長と成熟とその展開  3代目理事長・松田真輔の覚悟  4代目理事長・山根浩揮の突破力  5代目理事長・大谷順一の巻きこみ力  6代目理事長・細川雄也の構想力  ④走り続ける卒業生たち  上場に向け走り続ける──赤塚元気  海外への展開──深見浩一  影の事務局長──内山正宏  居酒屋からブライダルへ──武長太郎の挑戦  ローカル共同体への挑戦──保志真人⑤他業界への波及と影響  驚異的な介護甲子園の拡がり  宿は人なり──旅館甲子園への長い道のり  共に学び、共に成長し、共に輝く──エステティックグランプリの挑戦  建設業界に未来をつくる──建設職人甲子園⑥居酒屋甲子園とは何なのか  居酒屋甲子園が生まれてくる必然性  居酒屋甲子園の役割を考える  居酒屋甲子園 大会の軌跡  サポーターリスト

著者略歴

著:桑原 才介
1940年東京生まれ。外食産業コンサルタント。株式会社クワケン(桑原経営研究所)代表取締役。早稲田大学文学部中退後、ホテル、レストランでの勤務を経て、商業施設の企画開発へ進出、多くの商業飲食施設の開設に携わる。外食産業におけるトレンド分析、業態開発の第一人者として、日経新聞を中心に、経済誌・業界誌に寄稿してきた。著書に『繁盛する店は美味しいのだ』(商業界)、『六本木高感度ビジネス』(洋泉社)、『「都市ごころ」を読め』(TBSブリタニカ)、『高快度店を創る』(世界文化社)などがある。

ISBN:9784480818492
出版社:筑摩書房
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN