ちくま学芸文庫 タ-57-1
良い死/唯の生
著:立岩 真也
紙版
内容紹介
安楽死・尊厳死を「良い死」とする思考を批判的に検討し、「良い死」を追い求めたりせず「唯の生」でよいではないかと呼びかける書。解説 大谷いづみ ===「病で死ぬとしてもその時までしたいことをし、楽をするのがよい」と考える著者が、安楽死・尊厳死を「良い死」とする思考を批判的に検討。病を得、あるいは老衰のため身体や思考をうまく働かせられない人に、生きる価値がないと思わせてしまう現代社会。「留保なしの生存」を妨げる種々の規範や価値が埋め込まれているこの社会を、「生きたいなら生きられる」社会へと変えていくには何が必要か。「良い死」を追い求めるのはやめ、「唯の生」でよいではないかと呼びかける。単行本『良い死』に、単行本『唯の生』の第5章~第7章を加えて文庫本とした決定版。
ISBN:9784480511560
。出版社:筑摩書房
。判型:文庫
。ページ数:624ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2022年12月
。発売日:2022年12月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDT。