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ちくま学芸文庫

生活世界の構造

著:アルフレッド・シュッツ
著:トーマス・ルックマン
訳:那須 壽

紙版

内容紹介

「事象そのものへ」という現象学の理念を社会学研究において実践した世界的名著。日常を生きる普通の人びとの視点から、日常生活世界の「自明性」を問うことで社会的現実のありようを考察する「現象学的社会学」の全貌が、本書により明らかにされる。ウェーバーの「理解社会学」とフッサールの「自然的態度の構成的現象学」を引き継ぎ発展させた最晩年のアルフレッド・シュッツは、その研究を集大成すべく試みたが、惜しくもその途上で没した。その後、シュッツの遺した膨大な資料をもとに、高弟トーマス・ルックマンが加筆・編集して完成させた画期的論攷。第一章ー第四章、シュッツの「知の理論」を待望の全訳。ルックマンによる「日本語版への序文」を収録した。

ISBN:9784480097057
出版社:筑摩書房
判型:文庫
ページ数:640ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2015年11月
発売日:2015年11月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB