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ちくま新書 1613

夫婦別姓

家族と多様性の各国事情

他著:栗田 路子
他著:冨久岡 ナヲ
他著:プラド 夏樹

紙版

内容紹介

「選べない」唯一の国、日本。別姓が可能または原則の各国はどう定めている? 家族の絆は? 制度の必要性と課題を現実的・体系的に考えるための必読書。夫婦同姓が法律で強制されているのは今や日本のみ。本書では、夫婦別姓も可能な英国・米国・ドイツ、通称も合法化したフランス、別姓が原則の中国・韓国・ベルギーで実体験を持つ筆者達が各国の歴史や法律から姓と婚姻、家族の実情を考察し「選べる」社会のヒントを探る。そして、一向に法案審議を進めない立法、合憲判断を繰り返す司法、世界を舞台とする経済界の視点を交えて、具体的な実現のために何が必要なのかを率直に議論する。多様性を認める社会の第一歩として、より良き選択的夫婦別姓制度を設計するための必読書。

著者略歴

他著:栗田 路子
ベルギー在住ライター・ジャーナリスト。人権、医療、環境、EU事情などで発信。共著書『コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿』(光文社新書)の筆頭著者。
他著:冨久岡 ナヲ
イギリスと日本を筆でつなぐロンドン在住ジャーナリスト。共著書『コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿』。
他著:プラド 夏樹
フランス、パリ在住ジャーナリスト。単著に『フランス人の性』(光文社新書)。

ISBN:9784480074409
出版社:筑摩書房
判型:新書
ページ数:304ページ
定価:940円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年11月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNB