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ふくしま式で身につく!国語読解力

塾へ行かなくても得点力がぐ~んと上がる!

著:福嶋 隆史

紙版

内容紹介

※本書は小社で2011年に刊行された『ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」』を改題し、加筆・再編集したものです。

開成・桜蔭・麻布・女子学院・駒場東邦・渋幕・聖光…受験生親子を合格に導く大人気国語塾のメソッドが1冊で学べる!
偏差値20アップは当たり前! 全国から圧倒的支持を集める国語指導のカリスマが「国語ができる子になる」方法を徹底伝授。
この1冊で、論理的な文章がスラスラ書ける! かんぺきに読み解ける! 自信が育つ! あらゆる勉強の基礎となる力がつく!

【こんな悩みをお持ちのお母さんお父さんにおすすめ!】

あらゆる教科の土台となる「国語」。こんな悩み、ありませんか?

「わが子の国語の成績が伸びない。どう学べばいいのでしょうか…?」
「子どもが国語に苦手意識を抱かないようにするためには…?」
「大手塾の全国テストを受けさせてみたら、散々な結果だった…」
「家庭でどんなことができるでしょうか…?」

安心してください。この本を読み終えたときには、これまでのどの本でも感じることのなかったような「手ごたえ」を得ることができるはずです!

【どうアドバイスする? 国語を得意にするには?】

なぜ? どこに理由がある? 思うように点数が伸びない!

「選択式はまだしも記述式となるとまともに書けない!」
「比喩の言いかえ、時間がいくらあっても足りません…」
「『一文で要約しなさい』問題、ケアレスミスをなくすには?」
「同等関係、対比関係、因果関係、なかなか覚えられない!」
「指示語がさす内容、本文とにらめっこしてばかり…」
「心情を読み取る問題、解く力をつけるには?」
「記述式問題では答案が空白…」
「感想文を書かせれば、『面白かった、悲しかった』ばかり…」

…子どもを国語ギライにさせない。国語ができる子になる正しい方法、しっかり身につきます!

【「ここ教えて!」と聞かれたら、どう接すればいい?】

あっ、なるほど! 目からウロコの方法で模試・入試対策、家庭学習を完全サポート!

・頭のよさは「論理的思考力」で決まる!
・書くことが読むことへの「最短距離」
・ほとんどの文章は「サンドイッチ型」で書かれている
・「つまり、しかし、だから」で始まる文章を逃さない
・語彙を「たくさん知っている」から「使いこなせる」へ

…難関校合格者が続出の「文章読解力がグンとアップする」画期的な方法を紹介!

目次

はじめに 「国語の点数が伸びない」と悩むお母さんお父さんに伝えたいこと

序章 テストの点を上げるにはどこから手をつければいい?

1 子どもを「国語ギライ」に導く3つの勘違い
 読書をすれば国語の成績は上がる?
 センスがないと国語力は伸びない?
 国語には「勉強法」がない?

2 「正確な読み・書きに直結する」国語力を育てる
 「本当の国語力」とは、どんな力?
 国語力とは「論理的思考力」である
 キーワードは「関係」

3 論理的思考の鍛錬こそが国語学習の「すべて」である
 国語力の構造はこうなっている!
 論理的思考力を高める「三つの力」

4 「読み」よりも「書き」の勉強を優先する
 試験で求められる「読解力」とは何か?
 「自分」に説明できなければ「他者」に説明することはできない

5 子どもの「好きなように」書かせてはいけない!
 「自由」は「不自由」!?
 自由の限定が自由を拡大する
 「内容」より「形式」を重視する


第1章 文章を作るのが苦手な子にどうアドバイスする?

1 「共通点」をとらえて書く
 「つまり~」を使いこなせるようになる!

2 「相違点」をとらえて書く
 この短作文で「対比」が自然と身につく!

3 一文の「骨組み」を意識して書く
 「抽象化・具体化」が理解できるようになる!
 「要点を抜き出す」を得意にするには?

4 相手を納得させられるだけの「理由」を考える
 「だから・なぜなら」を正しく使えるようになる!

5 文章構成の基本は「サンドイッチ型」
 正確な文章を書くための「型」がある!!

6 「二〇〇字」は決して難しくない!!
 記述問題を「キライ」にさせない方法

7 入試問題で問われるのは「逆説思考力」
 問題文の〝主張〟はどこにあるのか?

8 世の中の「逆」を考えられるか
 求められているのは「定義力」

9 記述が苦手な子に共通する「ててて文」
 何より大事なのは「採点者を意識した文章」

10 難関校に子どもを合格させる書き方、2つのポイント
 まずは「一文を短く書く」ことから


第2章 子どもの「書く力」を伸ばす10の習慣

1 教科書を使って行う「書き」の体力測定
 ただ書き写すにも方法がある!
 「ゲーム化」で視写の速度を上げる

2 「つまり?」「たとえば?」を口ぐせにする
 論理的思考も「対話」が入り口
 「聞き手に回る」だけでは子どもの思考力は育たない!
 「一日一回」で合意しておく

3 「名詞化する力」は意外と簡単に身につく
 「み」で名詞化する
 述語を「名詞化」させてみよう

4 「思いつくままに」書かせないようにするためには?
 具体例は「バランス」がカギ
 答えを書く前のメモが入試に大きく影響する!
 クイズ感覚でトレーニング

5 会話の中に「反対語は?」を取り入れる
 「言いたいこと」を伝えるために不可欠なもの
 今すぐできる、対義語知識の強化策
 積極的に「与える」ことをためらわない

6 因果関係をつかむカギは「なぜ?」にある
 因果関係を「たどる」とはどういうことか
 やさしさは〝あだ〟となる

7 まずは「二文」で完結させる
 口頭で、今すぐできる短作文
 たかが二文、されど二文

8 模範解答を〝そのまま〟書き写させてみる
 子どもの自主性に期待しない
 お手本を与えるにも「やり方」がある

9 断言! 「原稿ノート」で国語ができる子になる
 このノートで書く力がみるみる変わる!
 知らず知らずのうちに「字数感覚」が身につく

10 罫線ノートを使う子に見られる致命的なミス
 「罫線だけ」では句読点が消える!?
 整理されたノートこそが、頭の中を整理してくれる


第3章 読解力がない子にどうアドバイスする?

1 「筆者が言いたいこと」を短時間でつかむには?
 「定義」こそ、文章理解の突破口

2 読解設問の三本柱①「どういうことですか」
 勝負の分かれ目は「比喩の言いかえ問題」

3 読解設問の三本柱②「どう違うのですか」
 「対比の文章」を正確に整理できるか

4 読解設問の三本柱③「なぜですか」
 理由問題での失点を防ぐ秘策

5 「気持ち」を説明するにも「型」がある
 心情を問われたら、どう答える?

6 「接続語挿入問題」のケアレスミスが激減する鉄則
 「出題者のワナ」に引っかからないようにするには?

7 「抜き出し問題」を短時間で解く鉄則
 抜き出し問題はナンセンスである
 時間ロスと誤答をなくす2つのコツ

8 「指示語問題」を楽々クリアする鉄則
 指示語は単純な変換にすぎない!

9 「選択式問題」で高得点を取る鉄則
 選択肢は「本文の言いかえ」である

10 「記述式問題」が得意になる鉄則
 答えを書き始める前にココをチェック!


第4章 子どもの「読み解く力」を伸ばす10の習慣

1 教科書を使って行う「読み」の体力測定
 長文読解に立ち向かう前に
 この文をすらすら読めますか?
 教科書を使えばすぐに「音読力」をチェックできる

2 「関係を整理する」ことを常に意識させる
 受験で必要な「読み解く」とは何か
 「+、-、×、÷」と同じととらえよ

3 とにかく「接続語」にマークさせる
 反射的にマルをつけさせる
 何のためにマークするのか?

4 「隠れた接続語」にマークさせる
 文中・文末の接続語にはヒントがいっぱい!
 段落末の文に注目!

5 設問文を「読解」させる
 「読解」にも二種類ある
 長い設問文も論理的に読めば単純明快!

6 「何を問われているのか」を理解させる
 設問「何の例ですか」を攻略するコツ
 「具体的に」が分かれ道

7 「文末表現」への意識を高めさせる
 「こと」なのか、「から」なのか
 淡々と粘り強く働きかける

8 「箇条化」を数多く経験させる
 要点を箇条書きにすることの効用
 「ならべる力」も受験で使える!

9 「最後のひとこと」に目がいくかで勝負は決まる
 読解のカギは「最後のひとこと」にある
 「色」を利用しよう

10 今すぐできる「心情語」を覚えるトレーニング
 「今の気持ちをひとことで言うと?」


第5章 「語彙の豊かな子」の親がしている5つの習慣

1 多様な言葉を使いこなせることの喜びを伝えよう
 語彙不足の根本原因とは?
 「言葉が世界をつくる」と心得よ
 「言葉を選択的に使う」姿勢を身につけさせよう

2 たくさんの言葉を効率よく覚えさせる学習法
 「しらみつぶし」では続かない
 「~やか」を集めてみよう

3 言葉の「ニュアンス」、どう伝える?
 「あからさまにほめる」?
 「朝食にけりをつける」?

4 音声を文字にさせてみるのも有効!
 「ろうかぼうし」ってどんな帽子?
 「たいくのじぎょう」は正しい日本語?

5 分からない言葉を見つけたときのアプローチ
 すぐに調べる姿を子どもに見せる
 頭のいい子はどこで勉強している?

おわりに 「勉強してよかった」と実感させるために

コラム
 「だ・である」で書く? 「です・ます」で書く?
 お子さんは、キーボード入力ができますか?
 2B? B? HB? それとも、シャーペン?
 お勧め! 『新明解国語辞典』が最高なワケ
 「漢字が覚えられない子」には何がベスト?

著者略歴

著:福嶋 隆史
株式会社横浜国語研究所・代表取締役。1972年、横浜市生まれ。早稲田大学第二文学部を経て創価大学通信教育部(教育学部)卒業。公立小学校教師を経て、2006年「ふくしま国語塾」を創設(JR東戸塚駅・徒歩2分)。通塾生・オンライン生、募集中(随時入塾可)。「ふくしま式」問題集シリーズ(大和出版)など著書多数。
著者サイト:yokohama-kokugo.jp
著者YouTube:youtube.com/@fukukoku

ISBN:9784479394280
出版社:大和書房
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN